こんな会社は潰れます~その140
さて以前、資産の流動化の話をしました
一般的にはどうあれ、うちの会社の場合、目の前の運転資金が不足しているので、
ホテルを一部売却して、投資家に対し、家賃のようなカタチで利回りを保証する、というものでした
しかも、売却したホテルについては今まで通り経営でき、将来的には買い戻しも可能というすばらしい条件なんです
そして、
その投資額、なんと60億円!!
…と言っても、皆さんにとっては額が中途半端なので、すごいかどうかはわからないところでしょう
うちにとってはホテル以外の部門の借金を含めても50億円くらいだと推測できるので、
銀行への借入金をすべて返済できるのです
しかし、60億円の投資に対しての対価として、月々投資家に支払わないといけませんが、
現在の銀行への返済に比べ3分の1から半分程度になるようなのです
そして、
すべて返済しても、10億円程度手元に残るため、老朽化している施設のリニューアルなどに使い、現状よりも売上アップが期待できるというものです
…
…
こんな夢のような話を延々と1年くらい、社長は嬉々として話しています
…ホントなんでしょうか???
今ここで僕がこんな話をするということは…
どうやら騙されているのではないか、と確信したからです
次回に続きます
では