会社にお金がなければすることは決まっている⑥

こんな会社は潰れます~その155

 

 

 

 

ホテルの現状を引き続き述べます

 

さて売上1300万円を毎月売り続けるとはどういうことか、

 

 

1日の売上にして、40~45万円です

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レストランの売上に換算すれば、客単価1人2000円としても、

 

1日200~225名

 

ここでは詳しく説明しませんが、1日200名が来店するお店というのはかなりの繁盛店です

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一般宴会ならどうでしょう?

 

1人5000円で30名の宴会を施行するとすれば、1件あたり15万円ということになりますが、

 

 

この規模の宴会を1か月で90件施行しなくてはいけません

 

 

 

結構大変だと思いませんか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

婚礼ならどうでしょう?

 

1人3万円の祝い金で50名で予算を組むとすると、1件あたり150万円ということになります

 

 

この規模の婚礼だと1か月で9件施行しなくてはいけません

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

月額1300万円を維持することがいかに大変かおわかりでしょうか

 

 

もちろん、宴会部門だけでなく、宿泊部門もあるので、利益の負担割合などは変わってくるし、宴会部門があるからこそのホテルとしてのステイタスもあるので、単体で利益を捻出する必要はありません

 

 

 

しかし、宴会営業というものがどれほど難しいかということもあります

 

 

宿泊営業というものは、確かに地域差というものはあるのですが、全国チェーンの取り組み方と単一のホテルの取り組みではそう差はありません

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう少しこの話は続きます

 

 

 

 

では

 

 

 

 

 

 

 

会社にお金がなければすることは決まっている⑤

こんな会社は潰れます~その154

 

 

 

不思議なもので宿泊に特化するホテルが増えると、ビジネスホテル=ビジネスマンが利用するだけでなく、女性客や学生なども利用も増えてきました

 

 

 

ここに関しては、ホテルの敷居が低くなったことを実感できます

 

 

 

 

 

 

 

こうして宿泊というものが、特別なものでなくなった時代背景から、

 

元々あったいわゆるシティーホテルや民宿、旅館なども宿泊に力を入れるようになります

 

 

 

簡単にいえば宴会場を閉鎖したり、客室に改造したのです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホテル業界にとっては前述したとおり、様々な宴会需要というものが減少しています

 

ここで難しくなってくるのは、宴会場などの広大なスペースを有効活用し、維持していく費用もネックになることは確かにあるのですが、それより、

 

 

月々の人件費を維持し続けることのほうがネックになってきているのです

 

 

 

 

 

 

規模にもよりますが、ホテルには和食・洋食、そして給仕するための運営スタッフによって宴会部門を支えています

 

 

 

 

規模によりますが、少なくとも5人から30名くらいのスタッフが必要となります

 

 

 

うちのしょぼいレベルのホテルでも15名ほど在籍しています

 

 

 

 

 

すると単純に1人30万円×15名=450万円/月額

 

 

 

 

料飲部門だけで採算を取ろうと思うと月額1300万円の売上が必要となります

 

この場合の人件費率は約35%です

 

 

 

 

ここで月額1300万円売ろうと思うとどれだけ大変か?

 

 

次回に述べます

 

 

 

では

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会社にお金がなければすることは決まっている④

こんな会社は潰れます~その153

 

 

 

 

さて、うちの会社はというと、

 

 

ホテル事業が優良物件となります

 

 

 

 

 

うちは地方なんですが、昨今の外国人観客の増加、国内旅行の回帰、サラリーマンのビジネス利用など、4,5年前と比べると確実に増加しています

 

 

おそらくですが、東京オリンピックまでは高稼働が続くのではないでしょうか

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、ホテルの話をします

 

ビジネス客の増加に伴い、いわゆるシティーホテルは減少を続けています

 

 

 

 

 

ホテルといえば、宿泊・レストラン・宴会・ブライダル・法要と、昔は様々な用途で舞台の主役でした

 

 

しかし、

ホテルの宴会は忘新年会など会社イベントの減少、

 

婚礼専用会場の乱立と婚礼客の減少、

 

法要会場の乱立やできたて料理を提供する特化した仕出し店の登場、

 

コンビニの増加により宿泊客のレストラン利用の減少…

 

 

 

 

 

ホテルにとっては踏んだり蹴ったりの状況です

 

しかもホテルにもよりますが、どうしても敷居が高いこともあり、お客様が遠慮がちになることは否めません

 

一度使えば違うのですが…

 

 

 

 

 

 

 

そんな中、会社の経費見直しにより、ビジネス客の利用がビジネスホテルに流れてきたということもあり、

 

 

宿泊に特化したホテルがどんどん出来てきました

 

 

そして、5000,6000円でも満足できる部屋を提供できるようになったことから、

 

 

 

 

 

ビジネス以外でも利用するお客様が増えたという状況です

 

 

 

 

続く

 

 

 

では

会社にお金がなければすることは決まっている③

こんな会社は潰れます~その152

 

 

 

 

事業を切り売りすると言っても、買い手がいなければ売買は成立しないわけで、

 

 

会社の中でも優良な物件が売れていきます

 

 

 

 

 

 

 

 

買い手は売上や利益をある程度予測でき、ノウハウや建設コストの削減、即戦力、地盤など受け継ぐことができるので、買収というのは事業拡大にはメリットがありますよね

 

 

安く買えれば言うことなしです

 

 

 

 

 

ただ、設備の老朽化による予定外の出費や、届け出の面倒さや、社風の違う社員を受け入れるなど、リスクはあります

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ソフトバンクなどは事業をどんどん拡大するために、買収を繰り返していますが、ソフトバンクやヤフーに吸収するよりも、そのまま子会社として継続させているような気がします

 

メリットはそのままの社名を使うことで手続きなしで事業を継続できるので、買収を繰り返す企業としては得策なのでしょう

 

 

ただ、デメリットは別会社となるので、ユーザーにはわかりにくく、ソフトバンクと契約したと思っても、ヤフーだったり、わけのわからない会社と契約させられたりするのはどうかというところです

 

また、独立採算制を取っているので、事業ごとに細かく分社化されており、包括の保証がなく、契約したら解約が面倒だったり、トラブルの際の責任の所在が不明確になりがちです

 

 

 

ただ、これは僕の経験によるもので、特に法人契約ではソフトバンクさんには苦労させられました(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

話がそれましたが、うちの場合はいうと次回に続きます

 

 

では

 

 

 

 

 

 

 

 

会社にお金がなければすることは決まっている②

こんな会社は潰れます~その151

 

 

 

 

会社の経営が苦しくなると、どうするか?

 

 

倒産という選択肢、あるでしょうね

 

 

 

 

実際に計画倒産するところも多く、一部取引先には迷惑をかけるものの、大半の債権者は銀行関係なので、銀行さえ泣いてくれれば、その後の経営をなんとかやっていける会社も多いのも事実です

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、うちの会社はどうなんでしょう?

 

 

サラリーマン役員などは、裏で、

 

『同族でやっているから放漫経営なんだ、一回潰して、経営者を変えて、やり直したらいい会社になるんだ』

 

 

 

 

 

こういうのは可能なんでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実際はわかりませんが、そう簡単には潰させてくれないのではないのでしょうか?

 

 

 

 

 

前述していますが、うちの会社の銀行への借り入れは40億円くらいあって、地銀も潰すに潰せず、追加融資には応じないものの、支店長決裁で、返済の猶予をも年々引き延ばしています

 

 

 

 

銀行の支店長サイドからみると、大きな焦げ付きを処理してしまうと、昇進に響くらしいので、自分が担当である間は、なんとか持ってほしいと祈っているようです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

息子の専務も多額の生命保険に入っているようなので、万一倒産したら、自殺でもしろということなんでしょうか

 

 

 

うちの会社は債務が多いので、そうさせないようにマークもされているでしょう(笑)

 

 

 

 

 

 

 

そうなると、事業の切り売りをしていくしかなくなるわけです

 

 

 

 

では

 

 

 

 

 

会社にお金がなければすることは決まっている①

こんな会社は潰れます~その150

 

 

 

 

詐欺に騙されたことに気付かず、というか、認めようとしないのか…

 

 

 

わからないんだな、これが…」

 

 

 

 

 

いまだに、社長は、

『今日、お金が振り込まれるらしい』

 

 

といって喜び、社員に言い回り、結局、入らないという日が続いています

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかも、大体、先方の詐欺集団から連絡があるのは、木曜日あたりで、

 

 

木曜日に融資が実行される→なんらかの理由で金曜日になります→なんだかんだで、金曜日の15時までに間に合わない

 

 

 

 

ということを繰り返しています(笑)

 

 

 

 

何故、月曜日から実行してくれないんだ?と普通思いますよね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、いつまでもそんなことをやっていられるわけでもなく、

 

 

息子の専務が財務をやっているが、社長はまったくノータッチで息子に任せきり、挙句の果てに詐欺に騙されるという状況のなか、

 

専務『もう待てないから、こっちはこっちで進めていくよ』

 

 

社長『お金が入るのは間違いないから、お前はお前で進めておいてくれ、仮にもめても、違約金でもなんでも払えばいいんだから』

 

 

 

 

 

 

ということで、今年に入り、一応社長に了承は得ているとはいえ、専務はある決断をします

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会社の収益の大半を占めるホテル事業部の完全売却を前提に、相手先を探すことになりました

 

 

 

 

では

 

夢みたいな話はない⑩

こんな会社は潰れます~その149

 

 

 

 

 

 

 

 その詐欺集団についてですが、 その契約書を一瞥したことがあるのですね

 

 

 

そのエージェントは在日韓国人でなる法人で、しかも、

 

韓国内では法にのっとると謳いながら、日本国内ではそうとは限らないと書いてありました

 

 

 

 

 

 

そもそも逃げの手を打ってきているじゃないか

 

 

よくある話ですが、不法行為を承知で契約した場合、

 

詐欺だと訴えたところで、契約書自体が無効じゃないか、という話にもなります

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな怪しい話だと知りながら、60億円という金額に惹かれ、1年以上なんだかんだで詐欺集団から時間稼ぎをされていました

 

 

 

 

本来なら去年の6月で実行される予定でしたから!

 

その間、給料は遅れる、業者への支払いは遅れる、消費税や固定資産税などの税金も滞納したまま、

 

 

 

なのに、

 

 

 

 

社長、

『お金がもうすぐ入るから、もっとも効果のある投資を考えておけ』とか、

 

 

『今年のボーナスは期待しとけよ』とか、

 

 

『昇進・昇給はもちろんするよ、これから大改革をするから』とか…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

詐欺の話に乗って、大きな話を社員にしつつ、平然と給料を遅らせる…

 

 

 

こんな会社あるのか!?

 

 

 

 

 

実情を知ったら、社員は職場放棄だよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近になって、会議の中で、

 

社長『60億円ということばが、独り歩きしているけど、あんまり言わないでな』と言っていましたが、

 

 

全社員『お前だよ!!!』

 

心の中で総突っ込みしました(笑)

 

 

 

 

 

 

 

夢みたいな話はないです

 

 

 

 

では