会社の設立コンセプトとは⑬

こんな会社は潰れます~その206

 

 

 

だから、本来、受注から製造、販売まできちんと管理する人間がいれば、こういう問題は起こらないのですが、

 

 

 

父ちゃん母ちゃんの毛が生えた程度の商店が始めた家業みたいたもんだから、そんなことまで考えない…

 

 

 

来るものは人も、売り上げも拒まない笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なかなかないでしょうが、製造していると人がいなくなる恐怖を経験します

 

 

晩の21時には50人いたアルバイトも、夜中24時を過ぎると半分になり、夜中の3時には5人になる…

 

 

 

人が多いときに追い込むしかないですね笑

 

 

 

 

 

 

 

 

売り上げを取ってくるのは大変だと思いますが、何とか作れという会社、

 

会社設立時から現場のことなんか意に介さない、これがうちの底辺にありました

 

 

 

 

では

 

会社の設立コンセプトとは⑫

こんな会社は潰れます~その205

 

 

 

レストランで働いてみるとわかりますが、ウェイティングというものがあります

 

 

例えば100席のお店ならば、100人が席に座るとそれ以上は中に入れません

 

 

 

 

席が空くまで、もしくは、席・テーブルがセッティングされるまでは、待たなければいけません

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これがウェイティングですが、うちの食品工場にはウェイティングという概念が存在しません

 

 

 

翌日の朝のスーパーのオープンまでに間に合えば、どれだけ注文が入っても作り続けなくてはいけません

 

 

 

だから人が100人いようと1人しかいなくても受注した製造を1日でこなさないといけないのです

 

 

 

 

では

 

 

会社の設立コンセプトとは⑪

こんな会社は潰れます~その204

 

 

 

レストランでの人手不足が深刻になっています

 

 

 

単純に人が休みなのに、働かなくてはならないから…

 

 

しかも盆や正月など、なかなかスタッフが少ない中、多くの人が押し寄せ、かつ、もてなしの心で接客しなくてはいけないという重労働…

 

 

 

 

 

 

 

 

では何故それでも働くのか?

 

 

 

特に能力がなくても大多数の人が休日に働くことでお金になるから

 

 

 

 

 

正直、僕もそう思っていました

 

その分、レベルが低いので、相対的に上に立てるのではないかと思ってました

 

 

 

 

だが、僕が所属した食品工場はそれを上回るひどい状況でした

 

 

 

 

では

 

会社の設立コンセプトとは⑩

こんな会社は潰れます~その203

 

 

 

では例えば10名の予定が8名しか出勤しなかったとしましょう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうしますか?

 

 

納品時間は待ってくれないので、作るしかありません

 

 

では8名でラインに流すのならばどうするか?

 

 

10か所のうち2か所を誰かがカバーしなければなりません

 

 

 

 

 

 

 

 

 

となると、どうするか?

 

 

より手先の器用な4名が1.5か所を担当する、となります

 

 

こうすると10か所はカバーできますね

 

 

 

 

 

 

 

 

残念ながらスピードは遅くなりますね

 

 

もしくは、

 

盛付が雑になっても同じだけの製造個数を作り続けることを選択するのか…

 

 

 

 

本来の会社であれば時間がかかっても出来上がりを重視するでしょう

 

 

 

 

 

しかし、それは理想論であって、

 

これはこれでしょうがない一面もあるのです

 

 

 

 

 

 

なぜなら、

 

 

 

 

製造が終わらないと帰れないからです…

 

 

 

 

 

では

 

 

 

 

 

 

 

会社の設立コンセプトとは⑨

こんな会社は潰れます~その202

 

 

 

 

ライン製造の面白いところは、熟練度によってスピードが変わることはもちろん、

 

 

人数によってもスピードが変わることです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

例えば10人が10人そこそこ手先が器用な人間なら1時間に500個作るのが可能な商品があるとしましょう

 

 

 

わかりやすく10か所を埋めると考えるなら、一人が一か所を担当することとなるので、まあ丁寧に盛り付けることができます

 

 

 

 

 

 

 

予定したシフト通り皆が出勤したと考えるならば、安定した商品が作り続けると考えられますが、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うちの会社の黎明期、つまり知名度もなかった会社というのは、

 

 

 

 

 

当日にならないと何名出勤するかわからない状況でした

 

 

 

 

 

では

 

 

 

会社の設立コンセプトとは⑧

こんな会社は潰れます~その201

 

 

 

 

 

うちの工場生産ラインというものは、オートメーション化などとは程遠く、

 

 

ほとんどが手作業なんです

 

 

ベルトコンベアーがあって、そこに商品を並べて作るわけですが、スピードの調整はそこにいるパートさんの熟練度次第…

 

 

 

 

 

 

 

生産ラインのスピード調整には、大きな特徴があります

 

 

 

 

 

 

5人いても10人いても、

 

一番遅い人にスピードを合わせなければならない

 

 

ここがポイントなのです

 

 

 

 

 

熟練度の高い人ばかりがラインに並べば、無尽蔵にラインスピードを高めることができるわけです

 

 

 

 

 

 

あとはそこにどれだけ良い商品を作るかという愛情でスピードがコントロールされるわけです(笑)

 

 

 

 

では

 

 

 

会社の設立コンセプトとは⑦

こんな会社は潰れます~その200

 

 

 

僕が入社して驚いたのはこの現実…

 

 

 

 

パートさん

『私たちは作るけど買わないよ』

 

 

 

僕『何でですか?』

 

 

 

 

 

パートさん『食べたいと思わないから…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

色々と理由があるのですが、誤解されると困るので…

 

 

衛生的に問題があるわけではありませんよ

 

 

でもわかったのは、

 

 

 

 

 

 

 

食べ物ではなく、『モノ』という感覚で作っている!!

 

 

 

 

 

 

 

はじめた当初はいなかったのでわかりませんが、

 

社長の身内の人間が製造現場を離れたことに加え、

 

取引先を急激に増やしたことで、

 

 

食品作りの愛着が薄れた

 

 

 

 

 

 

要は作らないと仕事が終わらないという現実だった

 

 

 

 

では