よく、会社は社員のためにある、と言われますが、それは正確ではない
会社は、
社員、社長、経営者、取引先、地域社会、納税、株主など、それぞれのためにあるのです
だから、それぞれの立場によって、誰のためにあるかは変わります
そしてもっと考えなくてはいけないのは、
社員は、会社とは何なのかということに対して、
かなり曖昧なイメージを抱く
僕の想像ですが、例えば最近自殺した電通の社員は、
会社(直属の上司含む巨大組織全体) 対 私
であり、バケモノと戦って敗れ去ったという感覚ではなかったかと考えています
僕の会社でも幹部から平社員までが、よく『会社とは~』
という発言を耳にします
そしてこの言葉もまた会社をダメにした原因の一つだと思います
多くの人が会社は~というのは、
何か巨大なもの、自分とは直接関係ないもののようなイメージがあると思います
したがって、会社の状況が良くないのは様々な理由があるとして、
漠然と会社が悪いという会話が成立します
しかし、上記のような会社というのは、少なくともある程度の規模をもった会社のことであり、うちのような小さな会社では少し違うと思うのです
だって、どう考えても
会社=経営者でしょう!
うちの役員でもある事業部長が平気で、
『うちの部署は業績が悪いわけでない、会社の状態が悪いのだ』
とういう発言をするのはどう考えても経営者批判だし、自己矛盾だと思うのです
そしてまたうちの社長も会社という漠然とした言葉を大会社のそれのように勘違いし、上記の言葉が耳に入っていても平気なのです
会社によって違う解釈をしなければいけない、『会社』という言葉の意味をよく考える必要があるのではないでしょうか
では