会社の数値なんてわざと、小難しくしているだけで、簡単に考えればいいのです
月商1000万円の飲食店を例にして簡単に説明します
わかりやすく、原材料費を35%・人件費25%・諸経費15%とします
すると、1000-(350+250+150)=250(万円)
この250万円がまるまる利益ではなく、
ここから、初期条件という家賃やリース、銀行への返済金として、200万円が月々の固定費として必要になります
家庭でいうところの車や家のローンといったところです
売上-(原材料費+人件費+諸経費)-初期条件=50万円
この50万円が1店舗で1カ月営業して残る利益になります
色々な解釈がありますが、ざっくり言って、これをキャッシュフローと呼んでいいと思います
売上の5%…
そんなもん?と思うかもしれませんが、上記の計算式がプラスになるかならないかで、大きな差があります
会社全体でいうと、
例えば100店舗あるとすると、月商10億円、年商120億円、キャッシュフローが6億円となります
もしも、会社全体が赤字だとするならば、どこかに問題があるはずですね?
単純に言えば、儲かってない店がある、ということです
ここで、ひとつの判断として、初期条件を除いた金額がマイナスになる場合です
これは、閉店とする可能性が高いのですが、
曲者なのはこの初期条件なのです
売上も原材料費も人件費も諸経費も家賃も店舗ごとにわかるのですが…
銀行への返済金って、なかなか分けられないと思いませんか?
儲かりやすい店には多く、儲からない店には、それなりに…
もちろん、修繕積立金や備品の購入、役員報酬などがオンしている場合もあるので、あまり公表したがらない
そういうことから、この初期条件の部分をうやむやにしている会社が多いのです
うちの会社も同様ですが、うやむやにしているうちに、
本当の数字がわからなくなったのです(笑)
笑えない…うそだと思うかもしれませんが、店舗合計の損益表を作らなかったために、
実際に必要な数値を算出しないまま経営していたのです
赤字になった瞬間を気づくことができなかったんだと思っています
では 11