こんな会社は潰れます~その19
表題の答えですが…
潰れる会社の役員は仕事がないのです
厳密には何をしてよいかわからないので、すべき仕事をしていないということ
することしていたら、会社は傾かないよね
唯一、忙しいといえば、財務担当の役員が、いわゆる金策に奔走しています
潰れる会社というのは、縮小傾向にあるので、
新規出店はないし、撤退する部門も出てくる、おまけに、銀行評価が低いとあの会社はやばいと業界に知れ渡るので、良い商談もない…
することないですよね… 現場は下っ端がまわしているし…
ただ、気分は皆、社長でもないのに、社長気分です(笑)
仕事をしている気分になると、どうなるか?
社員が誰も意見しないのをいいことに、
どうでもいい、目の前で気になったことを改善しようとします(笑)
『この会議のためにする、各部署のミーティングの実施日が何で半月も前なんだ、前日にしろ』
→すべての部署を前日にするなんて、物理的に無理、と言えず、ミーティング日の改ざんをする→改ざんするのを忘れ再度指摘され、前日に会議日の報告が必要となる→言いだしっぺの役員は面倒になり報告は不必要に→無限ループ(笑)
『事務所にある扇風機、小さすぎるだろう、業務用のデカイのを買え』
→扇風機の設置場所によって効果を考えるべきだが、そんな説明もできないので、無意味にデカイものを購入→音が大きく事務所業務に差し支える→我慢して使うも、聞こえないことでミスが起こるが使いたくないと言えない→翌年役員が扇風機の存在を忘れたようなのでしまったままで一年過ごす→結局役員は気づかず、購入費用は無駄に(笑)
こんなのは一例です…
そして、こんなことが続くと、社員はこうなります
『突発的に指示され、振り回されるばかりなので、余裕がなくなる、自発的な行動はやめよう』
こうして、
指示待ち状態となり、新たな取り組みはなくなります
役員はすることがないのなら、何もしない方がマシですね
では