こんな会社は潰れます~その23
さて、うちのような会社では、教育体制が不十分なのですが、それでも最低限のことは教えているつもりです
しかし、
業務自体をきちんと教わっていない人達は、教えることもまた下手です
というか、どう教えるかということも、会社は教えていないので、当然といえば当然ですね
うちの会社の人間は、井の中の蛙というか、
自分が立派な仕事をしていると勘違いしているのです
立派な常識人の自分が、自分よりも劣っている新人に対して、上から目線で教えてやろう、というスタンスです
新入社員の方が、自分よりもレベルの高い人間だったらどうするんだろう?
なぜ、そうなってしまったのか?
色々あると思うのですが、役員の日々の言動にあると考えます
役員は、会議など多くの人が集まるところで、よく、
幹部社員を馬鹿にします
そして、事あるごとに、
『お前たち、本当に何も知らないんだな、わかった、知らないなら私が教えてやろう』と発言します
また、幹部社員には、若手社員のことを、
『最近の若者は教育されていないんだから、お前たちがしっかり教育しないと』
と発言します
何か矛盾していませんか?
役員自身が幹部社員を教育しなくてはならない、と言っているのに、そのダメな幹部に若手を教育しろ、と言う
だから実際は、
ダメな幹部、ダメな主任クラス、ダメな平社員が、
それぞれ自分のことは棚に上げて、低レベルの教育を行うのです
新人がダメだと思い込むことで、相対的に自分が立派になるようです
そして、
自分より年下の人間は、社会人としてダメだから、教えてやならければ、という風潮が会社に存在してしまいます
ここには、
優秀な新人を発掘し、その能力を最大限に生かすべく教育や配属などを考慮する余地はないのです
要は誰でもいいのです
たまたま配属された人間が勝手に育っていくのです
では