近くて遠い社長

こんな会社は潰れます~その28

 

うちの会社の役員、幹部は良い人材に乏しいことを今まで述べてきましたが、

 

何故、社員は社長に、役員達の文句を言わないのだろう?と思うでしょう

たくさんある中から、今日はひとつ…

 

 

 

 

うちの会社は、小さい会社なので社長自らが採用しています

社長を身近に感じる、そんな社風に憧れて入社する新入社員が多いです

 

しかし、大きな勘違いなのです

 

 

 

社長は入社前の新入社員研修はしっかりとやるのですが、

その後は現場にまかせて、ほったらかしなのです

 

もちろん、現場を訪れた際は親しげに話をするので新入社員には有難いのですが、

1年後になると

新たな新入社員にだけ一生懸命になります

その1年先も2年先も3年先も…

 

 

つまり、不思議なことに、年数を経れば経るほど

社長を遠い存在に感じるようになるのです

 

 

 

 

まあ普通の会社は、社長には滅多に会うことがないので、

昇進していくうちに社長と接する機会が増えていくというのが普通かもしれません

 

社長も年数の経った社員には、

『入社したら、最初は身近に社長を感じていても、実際は遠い存在なんだとわかるだろう』

と、そこは自覚しているので良いのですが、

 

1年、2年、3年、4年と、どんどん遠く感じていく新入社員はどう思うでしょう?

 

これに耐えて、10年くらいすると、そこそこの役職になり、社長をあらためて身近に感じることができるかもしれませんが、

長い、長すぎる…

 

 途中のケアもなく、社長が年々遠い存在に感じるので、

いつまでたっても近い存在にはならないのです

 

 

 

すると、他にも原因はありますが、

結局、身近な上司や担当役員のほうが近い存在になるので、例え待遇が良くなくても、

身近な上司を悪く言うことは無くなるのです

 

むしろ、

社長が能無しだと吹き込まれて終わりです

 

 

こうして、社長の意向を踏まえない社員が年々量産されていくのです

 

 

 

では