こんな会社は潰れます~その29
前述の通り、入社前の新入社員教育は、よその会社と同程度だと思うのですが、
その後の教育とか勉強会などはありません
ところで、
OJT( On The Job Training)とは、日常の業務につきながら行う教育のことで、OFF-JT(Off The Job Training)とは、通常の仕事を一時的に離れて行う教育訓練のことです
たいそうに言っていますが、OJTとは現場に放り込まれて仕事を覚えることで、どこの会社でも、
OJTを行っていると言えば、OJTを導入していることになるのです
だから、教育というより、教わる者のセンスにより成果が左右されます
センスのある者は短期間で戦力化されるが、センスのない者は雑用ばかりさせられるか、暴言を吐かれるかで、自発的に辞めるよう仕向けられるのです
それに対して、
OFF-JTとは、座学など業務から離れて行われるので、
その間は顧客から対価をいただくことはありません
つまり、会社の意思が入らなければ、現場担当者から率先しては導入しません
うちの会社の場合、当初は導入前教育(OFF-JT)をして、新入社員を現場に放り込むことしかできなかったので、当然OJTしかなかったのです
しかし、会社が拡大する過程で、確立しなければいけない教育を蔑ろにしました
当初の若手社員が教育マニュアルを作成し、教育を担当をする機会もあったのですが、
役員がその教育の確立に手を貸すどころか、
その若手教育者を否定する発言が相次ぐようになったため、頓挫してしまいました
こうして、新入社員研修はしっかりするが、あとは現場まかせなので、その新入社員研修すら意味のないということを新入社員に吹き込まれることになります
自ら学ぶこともなく、会社も教育しない、
こんな会社に未来はありませんね
では