こんな会社は潰れます~その36
銀行の融資の話を少しします
バブルがはじけた後、うちの会社は急成長したのですが、銀行の融資はまだ活発に行われていた時代だったようです
銀行も借り手を増やさないとやばい時代だったのです
その当時は『100万円の現金を担保に200万円が借りれた』という時代背景だったらしいです
ただ、お金は返さないといけないので、堅実経営とは程遠かったですね(笑)
ただ、そのうち時代が変わり、新規で融資する条件も次第に厳しくなり、
お金を全額返済しても、銀行は新規に貸し出しをしなくなりました
うちの会社の借金が多すぎただけかもしれませんが(笑)
すると、うちの会社は、
全額返さないで、あえて現金を残し、それを担保にしてお金を借りたり、新規出店により新たに融資(借金)を、メインバンクではない他県の地方銀行から行ったりしたのです
銀行に借金を全額返済してしまったら損だという上記の状況が、役員連中の感覚を麻痺させたと思います
…ここで、ボーナスが出なくなってからの話に戻ります
だんだんと訳がわからなくなる状況になります
昇進しなくても、ボーナスが出なくても、多少の昇給はそれまでもおこなわれていて、その後も続いていました
それは全社員毎年1000円月額で昇給していて(1年間で12000円ずつ)、
まあ、有難かったんですが、
当然ながら、そのうち、それも出せなくなりました
さらに、
(昇進による昇給は現在もあるし、それは別に構わないのですが、)
ボーナスの代わりに、全社員の昇給の代わりに、頑張っている社員の給料を少しあげてやろうという、変な制度が出来上がりました
なんで?
役員連中はボーナスが出せない後ろめたさを、ほんの一部の社員の給料を上げることで、ごまかしていたからです
じゃあ、ボーナスもない、昇給もない、僕ら大多数の社員はどう思うでしょうね(笑)
ボーナスを復活させる意思があるなら、なるべく人件費を抑えることが常識だと思うのですが、
役員連中の間違った満足感が優先されてしまい、常識がなくなってしまいました(笑)
気に入った社員にはいい顔がしたいからね
ボーナスの話は突っ込みどころが多すぎるので、なかなか完結しませんね(笑)
でも、もう少し話したいので次回に続きます
では