こんな会社は潰れます~その66
投資してくれる会社が見つかれば、うちの会社はハッピーになる、という考えで気が気でない社長
『今、交渉している話がまとまれば』というのです
当たり前の話ですが、売買契約に限らず、契約というものは、決まるか決まらないか、ゼロか百かしかないのです
ところが、社長は、『もう決まるぞ、決まったら…』みたいな、タラレバの話ばかり
一概に、資産の売却と言っても、金融機関に借入金を返済して、かつ、運転資金と、設備投資や修繕資金を生み出すだけの売却金額が必要なのです
不思議なことだと思いますが、倒産しそうなくらいだから、建物も設備も古いモノばかりなうちの資産なのに、
何で高く売れると確信が出来るのだろう?
と思うでしょう
僕も真偽は定かではないが、
単なる不動産の価値とすれば、ほぼゼロなのですが、
毎年、安定して売上があり、将来も売上が期待できる、となると、銀行に預けるよりも、月々の利回りの金額が期待できるとなり、買収額も高く設定できるというのです
本当かどうかわかりませんがね
大体、きちんとした会社は寄ってこないので…
だから、社長にとって、今は仮の姿で、もうすぐ会社は大変身するという気持ちが凄すぎるのです
僕から見れば、ただの現実逃避ですが…
100万、200万円の修繕や買い替えはお金がないからできない、
でも5万、10万円で直る修繕については、現状をしのいだら幸せになれると考えているから、抵抗なくOKが出ます
購入した方がいいものもたくさんあるのですがね…
では