価格破壊にはリスクがある④

こんな会社は潰れます~その86

 

 

さて、吉野家マクドナルドを襲った最悪の出来事とは…

 

 

 

BSE問題ですね

 

 

 

 

 

ごくごく単純に言うと、プリオンと呼ばれる病原体に牛が感染した、というものなのですが、牛の共食いが原因だと言われ、それを食べた人間の脳にも感染するかもしれないとかの深刻な風評被害があり、全国の牛肉を取り扱うお店の売上は激減しました

 

 

もちろん、吉野家マクドナルドも売上を落とします

 

その後も、吉野家は牛丼を提供できないという事態に陥り、マクドナルドも経営の責任を取り、藤田田は表舞台から姿を消すことになりました

 

 

こうして、価格を下げ、利益を下げ、店舗も人も疲弊して、余力がないところにBSE問題が起きました

 

結果論ですが、これが引き金で、廃業したオーナーさんもいました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、ここまでが一般的な話なんですが、ここからは、

僕の個人的な見解で話させていただきます

 

思い込みもあるので、鵜呑みにしないでくださいね

 

 

 

 

BSE問題が起こり、何とか事態は収束したものの、その後も牛肉業界では仕入に苦戦しています

 

 

 

 

そもそも、何故、大手が値下げに踏み切ったかということを検討しなければいけないと思うのです

 

 

2000年あたりに牛肉の価格が下がっていて、今後も継続するのではないかという雰囲気があったように思います

 

これには色々と理由がありますが、

日本で消費するアメリカ産の牛肉が増えたという背景があり、さらに大手が値下げして販売することにより、

 

日本向けのアメリカ産牛肉を生産する酪農家が増えたということが大きいでしょう

 

 

 

確実にそこそこの価格で売れるとなると日本向けの商品が充実します

 

 

現在、牛肉やその他海産物が高くなっているのは、中国やアメリカ本への商品が増え、日本向けが少なくなったからにほかなりません

 

 

 

つづく

 

 

 

では