温度管理も経営者の仕事②

こんな会社は潰れます~その101

 

 

温度の話でしたが、もうちょっと余談です

 

 

 

 

創業者の息子がどうしたのか、ということですが、

実力うんぬんは別として、当然、一部門のトップになれるわけです

 

 

当時のダイエーは、GMS、TS、HP、と3つの部門に分かれていて、詳しいことは忘れましたが、GMSとは総合スーパーのこと、その中でHPという部門のトップになっていました

 

HPとはハイパーマートの略で、当時のアメリカのウォルマートをモデルにしていたと言われています

 

 

現在のコストコみたいなもので、倉庫と店舗を一体化することで、大量仕入れ、人件費の削減、家賃などの初期条件の軽減から、消費者に安く提供できる仕組みです

 

 

 

 

ただっ広い店舗でモノが探せなかったり、日本人に馴染まない食品などなど、

単なる模倣で終わったのと、ちょっと日本では早すぎた感があり、失敗、撤退を余儀なくされました

 

 

 

 

 

 

 

 

ようやく本題

アメリカで最新のビジネスモデルを勉強してきた息子さんは、とんでもない決断をします

 

 

 

店舗に暖房を入れないよ!!

(冷房は入れますよ)

 

 

 

 

何故か、

当時の最新の理論によると、お客さんが店舗に何人か同時に入ると(たぶん500人とか?)、その人々の熱気で、冬場でも何度以上かが保たれるため、暖房はいらないという

 

とんでもない理論を導入したのです

 

 

 

 

 

 

 

 

…じゃあ…

最初の1人目は寒くない?????

 

 

反対する人の意見は聞かなかったんでしょうね

 

 

当然、寒いとクレームになり、急いで暖房を導入しました

 

最初から冷暖房にするコストを考えると、相当な出費があったと思います

 

 

実際、店で切り盛りをしている人からすれば分かると思うのですが、店舗に入ることのない人の机上の理論ではうまくいきませんね

 

 

この損害も本体の経営を圧迫したようですね

 

 

 

表題とは変わりますが、二代目は難しいことを表す出来事でした

 

 

 

 

では