こんな会社は潰れます~その104
うちの会社も、今やいつ潰れるかという状況になっていますが、元々はそうじゃなかった
だから、この立地ならこの商売が成り立つと、きちんとしたコンセプトをもって取り組んでいたこと、本業の業績が好調だったため、借入もスムーズだったことでお金もまわっていました
現状の体たらくをみると、どうしちゃったんだろうと思いますが…
ただ、当時はやるべきことをやっていたからで、元社員はうわべだけしか見てなかったのです
元社員の出店には勘違いが結構あります
ひとつには、掘り出し物件を見つけて開業するまでは良いのですが、あくまで、予算の関係だけで物件を決めるため、
誰にどのような食を1日何名に提供するかを深く考えないのです
もうひとつは、
うちの会社にいたことを出店時のコネに使うこと、
出店の際に、設備や業者など、知っているところに声をかけるのはよいとして、
ちらし広告に○○会社から独立しました、などと顔写真を載せるのです
自分の会社にいて思うけど…
そんなに有名な会社じゃないし、敵もいっぱいいるし、そもそも、あんたの顔を載せてもお店に来たいと思わないよ(笑)
これが、よくあるパターンなんですけど、失敗するオーナーは顔写真を載せがち
産直の生産者みたいに、農薬を使っていないとか、自信があるから、顔写真を載せているケースなどはプラスに転じるかもしれませんが、
おっさんの顔を載せるよりも、キレイな女性を載せているほうが、よっぽど来店動機に繋がります
見ず知らずのおっさんに食の安全安心を求めて、来店するなんてありえません
独立を考えるなら、職人さんでも、こういうところを勉強してほしいものです
では