成功したのは誰のおかげ⑦

こんな会社は潰れます~その112

 

 

さて、少しづつ雲行きが怪しくなってきたと思いますが、まだまだ元社員の店は順調でした

 

 

うちのお店には、クラスターと呼んでいますが、ひとつの広い土地に複数の店舗を作り、相乗効果を期待したものがあります

 

全てを自社で行うわけではなく、一部はテナントとしてやってもらっていますが、そのうちのひとつをこの元社員が引き取ったというわけです

 

 

 

 

 

現社員もその集合店舗内にいますので、当然ながら交流があります

双方の店舗はアイドルタイム内にお互いの店に食事に行くので、割引もあるのですが、わずかながら売上が立つのでメリットがあります

 

 

 

 

 

 

ところが、元社員の奥さんは、毎日がしんどかったんでしょうか、

その交流を断ってしまいます

 

 

 

 

あるとき、うちの店長のもとに、怒鳴りこんできたのです

『アイドルタイムに長居されるから休めない、割引も負担だ』

 

 

これは、全くもって、八つ当たりに近いもので、割引も利用時間も制限すればいいだけなのです

 

そもそも、午後3時や4時に来るお客さんはまばらで、でも水道光熱費を考えれば、割引をしても元が取れるのです

 

 

 

 

店長は呆れて、その店を利用するのはやめようという話になります

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも…

 

 

そもそも売上があるのは、このクラスターのおかげであることをお忘れでないですか?

 

 

 

 

しかし、まわりへの感謝を忘れても、売上は順調なので、どんどん孤立していきます

 

 

 

 

 

 

では