こんな会社は潰れます~その114
元社員のラーメン店は、総菜専門店に生まれ変わります
テイクアウト専門ですが、店内で好きな惣菜をチョイスして食べることができるというコンセプトのお店です
経営の才能があると思い込んでいる元社員は、銀行への収支計画の資料に1か月600万円の売上見込みで提出します
この辺はまた聞きなので推測にすぎませんが、
客単価を1600円に設定、1日4回転、客席数30席で1か月の売上を計算すると、
1600×30×4×30
=5,760,000
これでも600万円には満たないですが、
かなり強気の売上設定です
これが、正しいか間違っているかは、実際の売上をみて検証しなければなりません
2週間ほど、閉めて、内装・外装・厨房機器など、そして、新規スタッフの採用・教育にあてオープンしました
費用は500から600万円だったと聞いていますが、もう少しかかっているかもしれません
なんせ、ここで奥さんも椅子などこだわりを見せたため、予算オーバーしたようです
さて、オープンです
…オープン初日の売上は…
…
1万円に満たなかった、と推測しています
いろんな意味で驚きでしょう
報告はされていないので定かではありませんが、その1か月の売上は30万円あったかどうかではないかと思います
600万円の売上を見込むどころか、既存の売上の10分の1になったわけですから…
急いでラーメンを復活させるのですが、お客さんは戻りません
しばらくは、呆然とお客さんのいない店内を眺めていたようです
『どうして、お客さんは来ないんだろう?』
わかる術はないですね
では