こんな会社は潰れます~その116
ちょっと話はそれますが…
よく、たまたま通りかかったお店に入った、とか聞きます
僕の持論ですが、お客さんって、海に泳いでいる魚みたいなものだと思っています
お店の人は釣り針に餌をつけて、お客さんが餌に食いつくのを待つ、というのがイメージとしてぴったりだと思っているのです
だから、
たまたま、店の前を通りかかったとしても、餌に魅力がなければ通り過ぎてしまうでしょう
人通りが多いとか、立地が良い状況のなかで、
目の前にたくさんのお客さんが歩いているからといって、それが自分のお客さんではないのです
僕も昔、出店に携わったときに、こんなに良い立地なのに何でお客さんが来ないんだろうという失敗があります
釣りをしようと思っても、餌が違えば全く釣れないということに気づかないのです
ながら客(目的客と対比したことばとします)でも、元々、何が食べたいというのはあらかじめ決まっていて、目の前においしい餌があったから来店したといこと、
来店動機は目的客となんら変わらないということです
前述した、元社員のお店はラーメン屋、
元々、多くのお客さんが潜在的に思っている、『ラーメンでもいいや』という目的にかなっているお店だったのです
誰でもチョイスできるような無難な料理の店が必ずしも良い店とはいえませんが、生き残ってる店が多いのは確かです
餌を変えたことに気づかない愚かな店主が、『なんで食いつかないのだろう』と悩んだとしても、原因が分からないから解決できませんね
では