こんな会社は潰れます~その121
元社員が失敗した店舗改装に関して、店構えが問題でした
まず、店名、『○○惣菜店』というものでした
これ自体、というか惣菜店が悪いという意味ではありません
実際、
京料理のおばんざいをテーマにしていたので味もよかったと思います
問題なのは、
テイクアウト専門店なのか、通常の店舗のようにイートインの店なのか、ということに着目していないところです
ドライブイン形式とか、いろいろありますが、外看板やのぼりなど、商品をイメージさせるものが表にないといけないのに、普通ののぼりがある程度でした
もちろん、出来立てとかフレッシュさも伝わりません
まず、
どんな惣菜が売っているかわからないのにわざわざ立ち寄ろうとは思わないでしょう
今までのお客さんはどうか、というと、
ラーメンを食べたいと思っているお客さんだから好んで来店したのに、ラーメンがなくなったらいかないでしょう
改装前に自信満々で店主から来てよと言われれば言われるほど、気まずくて来店できないのではないでしょうか
新規のお客さんはどうでしょう
惣菜こそ、誰でも作れるものだと思いますね
そもそも食というのは、なくてはならないもので、食繋がりなら、同じお客さんがファンになってくれると思っていたのが最大の失敗です
20年前ならまだしも、現在の客の嗜好というのは非常に多様化していて、かつ、お取り寄せや物産展の充実により、どこでも、食べたいものが食べれる時代です
そして、惣菜とざっくりひと括りにしてしまうと、よりコアな客でないと取り込めないことになり、相当こだわりがないと、お客さんは魅力を感じません
テイクアウトなのに店内に客を入れる工夫をおろそかにし、ラーメンよりもっと特化した食材があることを店外に告知できなかったのが失敗です
では