成功したのは誰のおかげ⑰

こんな会社は潰れます~その127

 

 

 

前回の反省を生かすべく、惣菜だけでは無理と考え、和食とラーメンを出す店で、心機一転、出店した元社員ですが、

 

 

 

 

 

 

思ったようにお客さんが入らないので、急速に迷走していきます

 

 

 

一度、店に行ったことがあると、前述しましたが、オープンして1カ月してからでしょうか、メニューを見ると、

 

 

 

 

 

ランチ500円(税込)…

 

オープン当初はもう少し高い値段設定だったと思うんですが、お客さんに500円だったらくるよ、みたいに言われたようで、

 

 

 

 

 

 

こだわりの味を500円で提供するのか…

 

 

ひとつの販売促進と考えてなら理解できますが、メニュー表を見る限り、メインとなっていました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

問題はそれだけでなく、味なんですね…

 

 

実際にランチを食します

 

 

 

 

 

 

…ん?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しょっぱいぞ??

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

元社員によると、この店に来るお客さんはいわゆる労働者風の人が多いようで、

 

実際、作業着を着たお客さんで店内は埋まっています

 

 

 

 

オープン当初は薄味だったらしいのですが、お客さんから、

 

『兄ちゃん、味が薄すぎるよ、もっと濃くしないとお客さん来ないよ』

 

と、言われるがままにどんどん味を濃くしたそうなのです

 

 

 

 

 

確かに、汗水たらして仕事をする人たちにとっては、塩分が必要なので、塩辛いものが必要だとはわかるのですが、

 

 

 

どう考えても味見してない、ただ、塩辛いだけの料理になっていました

 

 

 

 

 

 

人の言うことに耳を傾けなかった店主が、大切な味を簡単に変えてしまうことになり、

 

 

自信がなくなるとこうなってしまうのか

っていうカンジです

 

 

 

 

では