こんな会社は潰れます~その135
全社員の給与を知るに至った担当役員たち…
僕の個人的な感覚ですが、会社には何部門かあり、同じ社内といえども、
給与体系は微妙に違って当然だと考えます
特にうちの会社の場合は、赤字のホテルを買い取った経緯もあり、給与は低めに設定されていました
そして、新卒社員として入社した僕らは、期待値というものもあり、一般の新卒社員よりは少しですが、高くもらっていました
そもそもは社長が将来的なことも考えて、
中途社員でも初期に入ったものは高め、その後に入社した中途社員は低め、新卒社員は他社よりもちょっと高めと、社長なりに調整していました
しかし、人事担当の社長はこのことを副社長に話をしていなかったのです
しかも、
役員に昇進させながらも、中途入社だった彼らと、社長はコミュニケーションが十分でなかったのに、全社員の給与を開示してしまいました
うちの会社の特徴として、中途入社の役員が中途の採用を、新卒の社員を社長が担当と役割を分担しています
最初のうちは、個別案件として、中途入社の社員の給与を社長と相談しながら決めるといったカンジでした
中途社員は社長とあまり接する機会がなく、副社長は逆に社長の担当みたいになった新卒社員と接しにくくになり、
いつしか中途社員は副社長に近づいていきます
社長が人事の面で全権を担っていたのに、担当役員がそのバランスを崩すことに成功しました
では