こんな会社は潰れます~その137
役員さんたちの給料は、目いっぱい高く設定している状況のなか、
『儲かっているのだから、こいつらの給料を上げなくてはならない』
となります
とんだ勘違いなのですが…
まず、儲かっていないのに、『借金して出店して、社員に給料をまわさない』と思っているところが根底にあります
そして、その歪みは新卒社員の給与額へと向かいます
僕をはじめとして、新卒採用として入社した人間も大半を占めるなか、前述したとおり、
他社と比べて、新卒社員の給与が高い、という状況がありました
それは、現在は中途採用の社員でまわしながらも、将来的には新卒社員中心の会社にしていくという社長の長期計画だったのですが、
現在の中途社員で構成された役員や副社長からみると、情もあって、
中途入社の社員にお金をまわすべきだ、という考え方になります
そんな状況下で、役員に全社員の給与を開示したものだから、
『○○(僕の名前)のほうが、○○(中途採用の店長)より給料が高いじゃないか!』
という話になります
そこで、どんどん給与のインフレがはじまるわけですね…
儲かっていない会社なのに…です
きちんとした給与体系の仕組みもあるのですが、その仕組みの中では、
役員たちの納得する給与を中途採用の社員に出せないことも問題となります
次回に続きます
では