こんな会社は潰れます~その156
ホテルの運営というものは、宿泊特化型が主流であり、業界全体が好調なこともあり、都会なら都会の、地方なら地方で、
ノウハウは確立されています
それだけに新規参入も容易になっていることもあり、今回うちのようなボロボロな建物でも実績さえあれば、
欲しいというところは結構あるのです
もちろん金額によりますが…
ところが宴会需要は低下傾向にあり、地域によってやり方も異なり、宴会需要の中からどれに特化するのが得策なのか判断は難しいと言えます
確かに婚礼売上は宴会売上の10倍くらいになるし、少ない件数での効率の良さを考えれば得策ですが、先細りするのは明確です
一方で、法要の需要はこれから増えていくかというと、習慣そのものが廃れつつあることもあり、それほど売上が見込めません
葬儀後の初七日料理など取り組んでも良いのですが、葬儀客をホテルにという流れが、あまりイメージのよいものでないため、敬遠されがちです
こういったことを考えると、宿泊に特化したホテルのほうが、5年先、10年先を考えやすいといえます
といっても、現状の宿泊稼働率が好調だからといって、安閑としていられません
東京オリンピック後はどうするのか?
現在は外国人客が多く利用していて、地方でも主要なところは宿泊割合が増えています
割を食っているのは意外に日本人客で、その分、うちのような郊外のホテルへ流れてきています
そういったなかでの高稼働なので、いつまでも続くかは不明確です
さて、ホテルの話はこれくらいにして、表題に戻りましょう
では