同族経営でもいいけど…その2

前述に続きます

 

会社はNO.2、NO.3の人間が優秀ならば、発展すると書きました

しかし、不幸にも、うちの会社のNO.2、NO.3は上にはスネオ、下にはジャイアンみたいな性格でした…

といっても、そんな会社はたぶん、いっぱいあるし、珍しくもないでしょう

 

 

収益の出ている会社ならば、ボーナスが出ている会社ならば、これでいいと思いますが、銀行への返済も滞るような会社では、致命的ですよ

 

 

部長とかに昇進した時はそれなりに仕事していたでしょうが、

 

収益の出ていない会社で、

成功は自分の手柄、失敗は部下のせい

にしていると、経営者はNO.2、NO.3を信頼しているので、

 

経営者は優秀な社員が少ないからかなと思ってしまいます

 

さらに、

 

経営者をうまく丸めこんだ一番の決め台詞

 

『私が管理しているからこの程度で済んでいるけど、能力の無い部下に任せたら大変なことになりますよ』

 

 

おかしい、と思いません?

 

 

でもさすがに業績が上がらず、経営者もNO.2、NO.3に責任を求めます

 

すると、

 

『あまり社員を責めないでください。業績が悪いから、休みもロクに取らず、一生懸命働いているんですよ。』

 

自分のことは棚に上げ、経営者を言いくるめます

 

経営者が無能であることも原因ですが、経営者は経営者なりに、ボーナスを出せないことを悔やんでいるのです

 

 

 

おかしい、と思いません?

 

 

さらに、社員には、

 

『うちは部署としては利益を出している。だけど、会社の状況がよくないから、ボーナスが出ないんだ』

 

ここでいう会社とは何を示すのか?

 

NO.2、NO.3も役員ですが、

 

会社=経営者=無能、

事業部=NO.2、NO.3を含む社員=有能

 

と、こういう構図が社員の中で出来上がっています

 

もちろん、僕も、社長に、こうなる前に、NO.2、NO.3にまかしていては大変なことになると、何度も進言しましたが、こんなことになっている現状を信じてくれませんでした

 

そのくせ、社長は、

 

『社員のことは俺が一番わかっているし、2人のことも俺が押さえているから大丈夫だ。おまえが思っているだけだろう』

 

こうなっては、何も言えません

 

入社時に、

『言いにくいこともトップに進言出来なければ真の幹部にはなれない』

 

と言っていたのですが…

 

こうして、NO.2、NO.3はヒト・モノ・カネを都合よく、社長から奪い、

 

社長は裸の王様にされました

 

 

では