僕は会社のNO.2、NO.3が重要だと言っていますが、
社長がNO.1であり、彼が本来の仕事をしていれば、倒産まっしぐらになることはなかったのです
NO.2、NO.3といって1セットにしていますが、実際は、それぞれの事業部長として、
それぞれの事業のヒト・モノ・カネを牛耳っています
僕の経験から、会社とは社員の役割分担がすべてだと思うのです
なぜかというと、
社長が本来の人事をしていた時は大幅な異動があり、
全く経験のない部署へと所属長が入れ替わるということがよくありました
もちろん、主任や係長クラスもです
結果としてうまくいくことが多かった記憶があります
それぞれの社員の能力を客観的に見ていたのでしょう
ところが、NO.2、NO.3が人事についても、自分に有利になるよう仕向けました
まず、
社員が辞めることをギリギリまで社長に報告しなくなりました
それにより、
社員が社長よりも事業部長を優先するようになりました
社長に直接報告し、事業部長への報告が後になると、
辞める社員の上司が激しく叱責されるようになり、
社員が辞めることを上司に報告すると必ずその社員から事業部長に報告するよう告げられるようになりました
また、社員の結婚、交際などについても、半ば強制的に事業部長へ報告・タレこみなどがなされるようになります
そうなると、どうなるか?
社長は拗ねます(笑)
冗談ではなく、社員ひとりひとりと繋がっていると思っていた社長は疎外感を抱くようになります
不思議と、
『現場のことはよくわからないし、社員の細かいこともわからなくなったな』
と思い、事業部以下の組織について口を出さなくなったのです
変な流れですが、うちの会社はこうなりました
そして、
今までの大幅な人事異動はなくなり、組織が固定化され、
多くの優秀な社員候補の多くが辞めていきました
そうなるとどうなるか?
たまたまその部署にいた社員が代わりがいないため、
得意でもないことを役割として担う
3流の仕事で構わないならば、誰かが誰かの代わりをするだけ、つまり、
誰でもそれなりの組織としての仕事はできる
硬直化した組織を見ていたので、
本来一番大切であるための役割分担も烏合の衆の集団になりうるのです
では