もうひとつの経営者感覚

前回、経営者感覚について、理想と現実の解釈の相違を述べました

他にも、社長と社員の間に入って、歪めてしまうことになるケースがあります

 

 

文字通り、

経営者感覚=社長になりきる、です

ただし、前回の通り、自分勝手な自由な社長じゃないですよ(笑)

うちで言うなら、うちの社長だったらこう考える、というのを実行するのです

 

 

持論でいうと、

社長>役員>部長>課長>係長>主任>平社員>パート

と、社長に近い人物ほど社長の考えを理解していると思いたい

そして、これができている会社は強い

 

例えば、平社員がこうしたいとプレゼンしても、主任のほうが社長の考えを理解しているので、『いや、社長の考えは違う』と、主任の意見が通る

 

もし、平社員が納得がいかなければ、係長に確認し、『主任の考えのほうが、社長に近いよ』と言えば納得する、それでも納得いかなければ、課長や部長にいく

 

こうして、社長の考え方は末端まで浸透していく

 

 

 

 

ところが、うちの会社はどうなっているかと言うと…

 

社長≠役員>部長>課長>係長>主任>平社員>パート

となり、

役員(社員のトップ)の意向が強く反映されるようになる

 

社長は

社長=役員>部長>課長>係長>主任>平社員>パート

と思っているが…実際は、

社長≠社長(役員)>部長>課長>係長>主任>平社員>パート

 

社員からみると、社長が2人いることになります

 

 

本物の社長と偽物の社長(笑)が社員のプレゼンに対し、別々の判断をする

社員の前には、偽物の社長が立ちはだかります

 

偽物の社長『OK!』、

最終ステップ→本物の社長『NO!!』

逆だったら、偽物の社長のいじめを受けます(笑)

 

 

 

さあ、その先どうなるか、想像できますよね

社員『考えるのやめよ、(偽物の)社長の意見を丸々聞いて(本物の)社長に報告しよう』

 

 

そうして収益が低下していきました

 

船頭多くして船山に上る

 

 

では