多くの会社は、事業所単位の損益表で月ごとに儲かっているか否かを判断していると思います
しかし、正式なものとしては会社全体の、しかも、実際の利益ベースとは違う損益表が作成されます
事業所ごとの損益表の合計 ≠ 会社全体の損益計算書
大変ざっくりした言い方になるのですが、
事業所ごとで作られるのは売上に対し経費を差し引き、どれだけ現金が残るか、
に対し、
会社が作る損益計算書は、様々な計算式が入り、理論的な利益がいくらになるか、というもので、実際現金がどれだけあるのかはよくわからない、のです
多くの会社はこのように二重の損益表を使用していると思います
もちろん、勉強していればある程度はわかるのでしょうが、
言うなれば、外部提出用の資料(銀行提出用)だと思います
事業所が少なければ、社長はこの銀行用資料で十分、会社の状況が理解できると思いますが、事業所が100くらいあると訳が分からなくなります
そこで、各事業所ごとに、いくら利益として現金があるかが儲けの判断基準になり、その合計で会社全体がどれくらい儲かっているのかを考えるのが普通だと思いますよね
ところが驚くべきことに、うちの会社は事業所ごとの現金ベースの損益表の合計がないのです
いまいち、ピンとこないかもしれませんが、
内部の人間にとって、正式な損益計算書などは必要なく、
あくまでも、シンプルな内部用の損益表を使うことによって、
経営者も社員も、どの部署が儲かっていて、会社全体がどの程度儲かっているかが、一目瞭然でわかる
そのために、現金ベースの利益がわかる会社全体の損益表が必要になるのです
でも、こんな会社もいっぱいあるんでしょうね
理由は次回
では 10