こんな会社は潰れます~その27
うちの会社のある課長はレベルが低い
しかし、役員にうまく取り入ってるので、
組織内での相対的な評価は高い
とはいえ、
一歩会社の外を出ると、恥ずかしさ満載になります
役員とくっついて行動しているから、役員のマネをするようになる
役員の代わりに、他社の会合に出席することが多くなるから、
役員の代理になったカンジになる
いや、むしろ…
社長になった気分になる(笑)
しかし、他社との交渉などの経験が少ないと、えらいことになります
ここで、基本的なことを言いますが、
取引先には2種類あります
ひとつはお金を払う取引先、もうひとつはお金をいただく取引先
お金を払う側なら、偉そうにできます
お金をいただく側なら、下請けと一緒で偉そうにされます
しかし、お金をいただいている取引先であっても、
大手の場合は非常に紳士的なのです(もちろん大手でひどい会社もありますよ)
うちの課長はこのことを経験していないので、
本来なら、勉強不足だとか、厳しい言葉をかけられるところが、
逆に社交辞令でおだてられたりするのです
すると、
その気になってしまいます(笑)
まるで、もの言う株主のつもりで、大手の会合なのに無教養をさらけ出すわ、アイデアマン気取りで色々意見するわ…
まんまと乗せられているのに気付かず、不利な条件なのに、気持ちよくのんだりします
大手の会社には会報みたいなのがあって、それに寄稿の依頼があったようです
寄稿する側は下請けのようなものなので、オーナーさんが書くか、オーナーが書かないので担当課長が申し訳ないカンジで書くんですが、うちの課長は、
会社の代表者ばりに偉そうに書くんです
『今年の漢字は一言で言うと‘厳’です…』などと、
正月の新聞に地元の社長が寄稿するような内容なんです~
とにかく恥ずかしいし、しかも、
売上が下がったとか、利益が減ったとかを他社に公言してどうする!
社長が見たら激怒するでしょうが、うちの会社では勝手にしてもばれないのです
結局、誰からも指摘されないので、社内でも経営者気取りです
浅い内容の話やコンサルタント気取りの改善提案です…
潰れてもしょうがないですね
では