こんな会社は潰れます~その43
入社時の会社がどのような状況にあるかを気にしているのは理由があります
僕は就職する時、一番重視していたのはやりがいでした
結果的に給料が上がればいいとは思っていましたが、休みや給料がどうかとかを、あまり聞かずに就職しました
そうです、
新卒の採用をはじめたばかりの会社に就職しました
リスクはあると思いましたが、経営者感覚を学べるのが一番と考えていたのです
甘かったですね…
経営者感覚を学びたいけど、起業するつもりはなかったのです
知的好奇心を満たすには良かったんですが、人生を賭けるに値するものかどうかをよく考えるべきでした
創業時の会社を選ぶのは本当に運も実力も必要だと思うのでよく考えましょう
それでも最初の数年は予定通りでした
間違えたな、と思ったのは、
他の社員が僕と同じような志ではなかったことと、社長が中小企業なのに大企業みたいだと慢心してしまったこと、でした
当時は中途採用の社員と新卒社員の中で軋轢がありました
僕自身は会社を良くするためにはまず、会社が利益を上げないといけない、と思っていましたが、僕以外の社員は給料を含めた待遇の改善を望む連中ばかりでした
最初は新卒社員中心の会社になりかけたのですが、会社の待遇改善を求める中途入社の社員が今の役員となり、社長もそれを支持するようになりました
次第に若者の声を聞くことはなくなり、今のような閉鎖的な会社になりました
もうひとつ、僕が若かった故に、組織の在り方がわかっていなかったことも、今となっては失敗だったなと考えています
こちらは、次回に続きます
では