印刷代には何が含まれている?

こんな会社は潰れます~その94

 

 

さて、印刷物の金額が100枚16000円というこでしたが、

 

正確には税込16200円、税抜だと15000円でした…

 

 

 

 

僕は印刷業界にいないのですが、発注する立場からすると、

 

印刷物には、手間賃+印刷コスト(インク代・紙代・印刷機使用代)+諸経費(水光熱費・家賃など)

 

が含まれていると思います

 

 

手間賃というのは、人件費が含まれているのですが、これが印刷物の金額をわかりにくくしていると考えています

 

 

つまり印刷代=印刷コストだけではないのです

 

 

 

 

 

 

一般的にあまり自覚されていないと思うのですが、印刷屋さんでいうと、

受注した金額の総額から人件費とか経費とかを捻出しなければいけません

 

 

逆にいうと、印刷代×何%で、人件費とか経費相当を上乗せしているのです

 

 

 

 

 

 

では、冒頭の15000円というのはどのような意味合いがあるか、というと、

 

さすがに100枚で人件費なり正味の印刷コストを載せるわけにはいかないので、

 

文字通り、手間賃だけを請求しているのです

 

 

 

つまり、これだけの注文では赤字ということになりますから、本来請求される金額からすると安いということに理論的にはなり、

 

 

前述の馬鹿課長からすると、安くしてもらっている、という感覚はあながち間違えではないのです

 

 

 

 

 

ただ、もしも、受注かこの100枚しか注文がないとすれば、30万円くらい必要になってくるのではないでしょうか

 

 

 

さすがにこんなことをしていると注文は来なくなるでしょうけどね…

 

 

 

 

では

 

 

 

 

 

 

 

 

 

印刷費の相場は?

こんな会社は潰れます~その93

 

 

 

田舎に限って言うとまだまだ効果がある新聞ちらしですが、

 

 

 

どのくらいかかるんだろう?

と思いますよね

 

販促の仕事をしている方はご存じでしょうが、経験のない方もいらっしゃるので、目安をお話します

 

 

 

 

 

結論から言うと

枚数によって違うので一概には答えられない

ですが、それでは表題の答えにならないですね

 

 

 

 

何事も相場があると思うのですが、例えば、カラーコピー機で印刷したらいくらかかるでしょうか?

 

昔は高かったのですが、今は1枚15円から20円くらいです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うちの会社にダメ課長がいて、その人が販促を担当している部門があるんです

 

そもそも、ダメな人間に会社の大切な仕事を任せるのもどうかと思いますが、

この人も、たまたま残って消去法で販促担当になったという、うちの会社のダメダメなパターンの人事によるものです

 

 

なんでもかんでも印刷物を外注するわけですが、1枚いくらかかるかの相場をしらない、考えないので、業者のいいなりです

 

ひどいケースになると、100枚印刷して16000円なり…

 

 

1枚160円というのが、カラーコピー20円以下でできる時代なのに、高いとも思わず、

 

この印刷物は費用対効果があるから、16000円でできれば安いという始末…

 

 

確かに、モノによっては必要な場合もありますが、このケースでは単に店舗に置いておくためのものなので、ここまでのグレードは必要ありません

 

 

自分の財布から払うと仮定して、1枚160円払う価値があるのか?

 

 

経営者感覚とはこういうことを考えることではないかと思うのですが、この人は、『これは会社経費だからこのくらいかけても問題ない』と勝手に解釈し、経営者気分で経費を使います

 

消耗品は稟議がいらない、という盲点をついてね…

 

 

どうしてこんな金額になるのかは次回

 

 

 

では

 

 

うちの会議は何のため

こんな会社は潰れます~その92

 

 

 

うちの会社は全然イケてないことを何度も論じていますが、

 

社長は社長なりに考えがあるのです

 

 

資金面さえ良くなれば、今の役員の仕事を取って、若手中心の会社にしたい、という思いがあるのです

 

 

それはそれで良い考え方だと思うのですが、問題なのは、

今の役員に社長の本音がバレてしまっていることです

 

 

 

 

お互いに陰で悪口を言い合っている会社がうまくいくわけありません

 

 

 

 

 

現状の最高会議は役員会でその下はそれぞれの部署の店長会議となるわけですが、いずれの会議も社長と役員が出席します

 

 

 

そんな会社はよくあると思うのですが、社長が現役員との会議を重視していないため、

役員は言いたい放題、社長は言わせておけみたいな態度なのです

 

 

 

何も決まらない会議というのは、これが背景にあるわけで、僕ら社員からすると、

頼むから今は仲良くやってくれと思うばかりです

 

 

 

 

 

 

 

しかも、

役員も社長をなめていて、役員会や店長会議にわざと出張を入れます

 

 

社長も役員との対話を重視せず、店長間とのコミュニケーションが取れればいいと思っているので、役員不在の会議があっても意に介しません

 

 

 

 

しかし、うちの会社はワンマンなので、社長の意向だけでなく、役員の意向も加味しなければいけません

 

 

社長が4人も5人もいるような会社なのですから…

 

 

 

 

 

ああしろ、こうしろと指示を出しても、社員は、別の日に役員に伺いをかけなければいけないことを、社長は分かっているのか???

 

 

 

 

 

社長の思いはわかるけど、現状の組織がどうなっているかを理解していないため、迷惑するのは社員です

 

 

 

役員も役員ですけどね…社員は振り回されっぱなしです

 

 

 

大げさだと思うでしょうがこんな会社が実在しています

 

 

 

では

新聞広告はどうなの?

こんな会社は潰れます~その91

 

 

 

さて、新聞広告にどれくらい効果があるか?ですが、

 

ひとつには、支払いの際、財布を誰が出すかにかかっています

 

 

 

 

都会だと新聞を取っている人は少ないと思うし、若者が主導権を握っている部分も多いので、新聞ちらしの効果は少ないと考えますが、

 

地方で新聞を購読している人は少なくなったとはいえ、まだまだ多いのです

 

 

僕個人で言うと、地方に住んでいますが新聞の購読を辞めてしまいました

理由はネットでの情報収集が多くなったからです

今後、減っていくだろうとは思いますが、

 

50代以上の購読層が健在な限り、新聞業界は小さくなるも存在できるでしょう

 

そして、田舎では、飲食店に関して言うと、お母さんかおじいさん、おばあさんが支払いをする場合が多いので、

 

我々の業界は新聞購読する層を無視できないのです

 

 

 

 

 

市単位で規模が小さい田舎であればあるほど、ちらしの効果は大きいと考えます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただし、費用対効果をどう考えるかですが…

 

 

純粋に新規客を狙うか、既存客に存在をあらためてアピールするかによって内容も変わってきます

 

特に田舎ではあまり長い間、新聞広告を入れないと、店の存在を忘れられたり、潰れたなどのよくないイメージが広がるおそれがあるため、

1回の広告が経費倒れになっても、年間の集客を考えて、出さざるを得ない感はあります

 

 

これも田舎ならではです

 

街で新規出店が活発と言えども、所詮は田舎なので、盆や正月などのハレの場で使えるお店は限られます

 

 

では

 

効果のない販売促進とは

こんな会社は潰れます~その90

 

 

うちの役員はインパクトのあるキャンペーンとかイベントを打とうとする傾向にありますが、

 

前述したとおり、都会と田舎の販促は違います

 

 

 

売上低迷に悩む店舗があって、その対策が見いだせないなか、いつも社長は、

 

『なんかいい販促ないのか?』

と店長に詰め寄ります

 

 

 

 

 

 

 

現状で効果が期待できるのは、ベタですが、新聞に広告を入れることが田舎ではまだ主流です

 

 

でもお金がないんです

お金があれば、効果のほどは別として何でも方法はあります

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本当はそれよりホームページの充実が現状では必要なんですが、いつもヒマにしている役員が道楽で立ち上げたホームページをいまだに使っています

 

新しいモノが好きで、フェイスブックしか使わないのに、スマホを何回も変えたり、意味なく高額なスペックを購入したりしています

 

 

はっきりいって仕事になっていないのに、社長も、何かあればすぐその役員に指示するのですが、

 

 

 

 

インスタにいいねをする女子大生と変わらないくらいの知識で会社の要となるインターネット関連を任せるのだから終わっています

 

 

ホームページを開けても、お客がいきたいところまでいけず断念させて、放棄している売上がどのくらいあるでしょう

 

 

 

本社のホームページにきちんとした店舗情報を載せるだけで、グループの年商はそこそこあるので、閲覧は期待できます

 

 

ところが役員は50以上のじいさんばかりだから、うちのホームページの何がダメなのかわかっていない

 

 

 

こういうところも終わっています

 

 

 

 

では

 

 

 

 

 

 

 

 

立地による販促の違いとは

こんな会社は潰れます~その89

 

 

 

レストランの販売促進というのは、立地によってもやり方が大きく変わってきます

 

講演とか本などの内容を鵜呑みにしてはいけないのですが、

 

うちの社長は、

『金のかからない販促がある、うちにも取り入れたらどうだ』

と実践させようとします

 

 

 

実際は社長も、アレンジをしてうちの会社なりの販促に繋げればいいと考えるのですが、馬鹿な役員たちでは、アレンジできないことが多いです

 

 

 

 

役員は役員で、

『失敗すると思うけど、社長が言うからとりあえずやってみよう』

というスタンスなので、結局失敗します

 

 

 

 

 

 

 

例えば、首都圏で駅前立地にある場合、今やネットでお店を探すことが多いといえども、たくさんの中から目立たなければ、お客さんは来ません

 

 

ネットの場合であれば、低単価のインパクトや、○○が無料などと言ったキャンペーンでなければ検索ではヒットしませんね

 

あとは、看板のインパクトでしょうか

前述のいきなり!ステーキ なんていい名称です

 

 

 

小手先のやり方でお客が来るのか、と思うかもしれませんが、

その立地にあった販促というのが存在します

 

 

 

 

よく、リピート客が多ければ、広告なんかしなくても客が来る、なんていいますが、

首都圏の駅前立地なら、新規客をいかに取り込むかに腐心することだけで成功している店もたくさんあるのです

 

 

 

 

 

 

一方、地方ではどうかというと、新規のお客さんなんてしれてます

 

やはり、料理性のある内容で目的客を引っ張ってこなければ、

一品無料とか半額キャンペーンとかしても長続きはしません

 

 

もっとも最近はインスタグラムなどで、いいね、をつけてもらうための見た目の良い料理が好まれていますが、

 

 

うちの頭の固い役員では考えつかないでしょうね

 

 

 

では

インパクトが強ければいいってもんじゃないが…

こんな会社は潰れます~その88

 

 

 

SNSの普及により、既存のメディアに頼らない独自の方法で情報収集する人が増えてきたため、

効果的な企業の販売促進というのが難しくなった時代となりました

 

 

 

 

 

 

 

 

それでも昔ながらの販促方法というのがあるので少し紹介します

 

 

 

 

BSEについて前述しました

その時、いち早く売上を回復した企業がありましたが…

 

ペッパーフードサービス です

いきなり!ステーキ で有名ですね

 

 

 

この時、どんな方法を取ったかというと、

『助けてください…食べにきてください…』

 

張り紙をしたり、道路上にこの文言を書いた看板を手に持って掲示したりしました

 

 

 

幸いマスコミに大きく取り上げられ、広告としての告知効果は絶大で、そういう意味では費用対効果が高かったと思います

 

普通に考えると、節操のない文言なので、決して褒められた販促ではなかったでしょう

 

会社の存続をかけた命がけの販促が功を奏しました

 

 

 

 

 

通常であれば、インパクトのある文言というのは、最初は効果がありますが、すぐに新鮮味を失います

 

 

特に田舎であれば、『宇宙一うまい』とかいっても、すぐにばれてしまい、逆にお客を失いかねません

 

 

 

でも、うちの会社の社長はすぐ、『インパクトのある文言を考えろ』と言います

 

『○○の店では、こんな広告をして、売上が2倍になったらしいぞ』

 

と、わけのわからないコンサルタントの成功例を鵜呑みにしてうちの会社でも取り入れようとします

 

 

田舎と都会は違うんだよ!

 

 

 

 

 

 

ただ、立地条件によっては、インパクトだけで成り立つお店もありますので、次回に述べたいと思います

 

 

 

では