成功したのは誰のおかげ②

こんな会社は潰れます~その104

 

 

 

 

うちの会社も、今やいつ潰れるかという状況になっていますが、元々はそうじゃなかった

 

 

だから、この立地ならこの商売が成り立つと、きちんとしたコンセプトをもって取り組んでいたこと、本業の業績が好調だったため、借入もスムーズだったことでお金もまわっていました

 

 

 

 

現状の体たらくをみると、どうしちゃったんだろうと思いますが…

ただ、当時はやるべきことをやっていたからで、元社員はうわべだけしか見てなかったのです

 

 

 

 

 

 

元社員の出店には勘違いが結構あります

 

 

ひとつには、掘り出し物件を見つけて開業するまでは良いのですが、あくまで、予算の関係だけで物件を決めるため、

誰にどのような食を1日何名に提供するかを深く考えないのです

 

 

 

 

 

 

もうひとつは、

うちの会社にいたことを出店時のコネに使うこと、

出店の際に、設備や業者など、知っているところに声をかけるのはよいとして、

ちらし広告に○○会社から独立しました、などと顔写真を載せるのです

 

 

 

 

 

 

 

自分の会社にいて思うけど…

そんなに有名な会社じゃないし、敵もいっぱいいるし、そもそも、あんたの顔を載せてもお店に来たいと思わないよ(笑)

 

これが、よくあるパターンなんですけど、失敗するオーナーは顔写真を載せがち

 

 

 

 

 

 

産直の生産者みたいに、農薬を使っていないとか、自信があるから、顔写真を載せているケースなどはプラスに転じるかもしれませんが、

 

おっさんの顔を載せるよりも、キレイな女性を載せているほうが、よっぽど来店動機に繋がります

 

見ず知らずのおっさんに食の安全安心を求めて、来店するなんてありえません

 

 

独立を考えるなら、職人さんでも、こういうところを勉強してほしいものです

 

 

 

 

では

 

 

成功したのは誰のおかげ①

こんな会社は潰れます~その103

 

 

 

 

知人の飲食店が閉店しました

 

知人と言っても、元社員で、勘違いして独立するも失敗する人ばかりでしたが、この人は数少ない成功者でした

 

なんだかんだと10年くらいは営業していたのですから

 

 

 

 

 

 

そもそも、何故、独立するのか?

 

我々サラリーマンも、夢には見ると思いますが、社長というか、オーナーになりたがりますよね

 

 

 

結局、多くの人は、いろんな状況を鑑みて、月々何十万円安定的にもらったほうがいいと判断して現実に戻ります

 

 

 

 

 

 

 

しかし、飲食店というのは、やろうと思えば誰でもできるのです

 

 

 

食というのはどんなカタチであれ、世の中から消えることはないからです

 

まして、うちの会社はレストランを経営しているため、料理人もたくさんいます

 

 

 

 

いつも言っていますが、うちの会社のダメっぷりは全社員に広がっています

そのため、会社には不満を持つのですが、自分が働くお店にそこそこお客さんがくる日常が続くと、

 

 

アホな経営者でもこれだけ人がくるなら、独立してもやっていけるんじゃないかな?と勘違いする輩がでてきます

 

 

 

 

 

しかし、

スケールメリットや、借入を継続しながら、経営をしていくという、あたりまえのことを知らないとやっていけないこと、また、

 

売上があっても実際、手元に残るお金はほとんどないことも、知らない人は多いのです

 

 

以前に記したとおり、売上の一割が手元に残れば、超優良企業です

 

 

 

 

では

 

 

 

 

 

 

温度管理の考え方も変わった?

こんな会社は潰れます~その102

 

 

 

 

温度管理はビジネスとしても大事だと述べましたが、最近は少し変わってきました

 

 

 

 

 

一昔前ならどうだったでしょう?

 

冷房って、どこへ行っても、むちゃむちゃ寒くなかったですか?

冬は冬で暖房が強くてカラカラだったり…

 

エコという観点からは程遠い時代でしたが、それを想定して衣服などで調整していましたね

 

 

 

 

 

 

 それはそれで管理をしていたと思うのですが、

東日本大震災以降、価値観というか考え方が強制的に変わってしまいました

 

 

 

 

生きることが、生活が最優先なので、

温度なんて二の次だ

 もちろん、当時は電気の安定供給の問題もあって、強制的に消灯などをしていましたが

 

 

 

 

そのため、夏場でも、近所の100均などは冷房をほとんどつけず、営業してました

 

さすがに、店内は暑く長期滞留ができない状態だったため、しばらくするとマシになりましたが…

 

 

 

最近でも冬場のスーパーの一部ではほとんど入れていないところもあります

 

冷凍のショーケースの前などは非常に寒いですね

 

 

 

 

 

 

しかし、このことが原因かどうかわかりませんが、

日本人全体に温度を調整しようとするセンサーがボケたような気がします

 

 

 

店舗にいっても、ちょうどよいと感じる店舗は減ったような気がします

 

 

 

 

実際電気代さえ削減すればいいというシビアな現実もありますが、

こんな状況だからこそ、店舗で働く人たちの温度に関する気配りが必要となります

 

 

 

 

暑い寒いと判断して、温度を管理する、その上でコスト削減に努める、こんなことが、雑におこなわれていれば、人間がダメになるような気がしてなりません

 

 

 

 

 

では

 

 

 

 

 

 

温度管理も経営者の仕事②

こんな会社は潰れます~その101

 

 

温度の話でしたが、もうちょっと余談です

 

 

 

 

創業者の息子がどうしたのか、ということですが、

実力うんぬんは別として、当然、一部門のトップになれるわけです

 

 

当時のダイエーは、GMS、TS、HP、と3つの部門に分かれていて、詳しいことは忘れましたが、GMSとは総合スーパーのこと、その中でHPという部門のトップになっていました

 

HPとはハイパーマートの略で、当時のアメリカのウォルマートをモデルにしていたと言われています

 

 

現在のコストコみたいなもので、倉庫と店舗を一体化することで、大量仕入れ、人件費の削減、家賃などの初期条件の軽減から、消費者に安く提供できる仕組みです

 

 

 

 

ただっ広い店舗でモノが探せなかったり、日本人に馴染まない食品などなど、

単なる模倣で終わったのと、ちょっと日本では早すぎた感があり、失敗、撤退を余儀なくされました

 

 

 

 

 

 

 

 

ようやく本題

アメリカで最新のビジネスモデルを勉強してきた息子さんは、とんでもない決断をします

 

 

 

店舗に暖房を入れないよ!!

(冷房は入れますよ)

 

 

 

 

何故か、

当時の最新の理論によると、お客さんが店舗に何人か同時に入ると(たぶん500人とか?)、その人々の熱気で、冬場でも何度以上かが保たれるため、暖房はいらないという

 

とんでもない理論を導入したのです

 

 

 

 

 

 

 

 

…じゃあ…

最初の1人目は寒くない?????

 

 

反対する人の意見は聞かなかったんでしょうね

 

 

当然、寒いとクレームになり、急いで暖房を導入しました

 

最初から冷暖房にするコストを考えると、相当な出費があったと思います

 

 

実際、店で切り盛りをしている人からすれば分かると思うのですが、店舗に入ることのない人の机上の理論ではうまくいきませんね

 

 

この損害も本体の経営を圧迫したようですね

 

 

 

表題とは変わりますが、二代目は難しいことを表す出来事でした

 

 

 

 

では

 

温度管理も経営者の仕事①

こんな会社は潰れます~その100

 

 

 

温度管理というと、僕の知っているダメダメな話があるので記します

 

 

 

現在はイオンの傘下となりましたが、ダイエーの話

 

なぜ、このようになったかというと、ピーク時の売上が1兆円あったにもかかわらず、経常利益が100億円と売上を落とせば即赤字になるという体質に問題がありました

 

 

 

 

 

それは置いといて、創業者は中内家でかつてはソフトバンクホークスの前身で、ダイエーホークスのオーナーとして有名だった方です

 

 

 

一代にして創業者となる人間はバケモノのようなものだと思っていますが、そのバケモノでも、自身の息子には甘いのです

 

 

 

 

 

 

話はすり替わっていますが、2世、3世で会社を伸ばすところと、ダメにする会社とでは雲泥の差です

 

うちの会社は後者のダメな会社ですが…

 

 

 

 

僕の知っているところで、ユニ・チャームさんは高原さんというバケモノで一代で基盤を作りましたが、その息子さんも優秀で、海外に積極的に進出し、規模も大きくさせ、成功しています

 

 

一方で、ベネッセコーポレーションという会社は福武さんが大きくしましたが、詳細はともかくとして、前マクドナルドの社長だった原田さんを迎えました

今後の方向性はともかくとして、世間を驚かせたニュースでした

 

 

 

 

 

どこの会社も自身が退いた後も会社の繁栄を願うのですが、難しいですね…

 

成功する会社とそうでない会社は何が違うのか?

失敗している会社にいるのでわかりませんね(笑)

 

 

 

 

 

 

さて、表題に戻りますが、ダイエーが創業者を追われるひとつの要因だと思っていますが、それは次回にします

 

 

 

では

 

 

老害と温度管理

こんな会社は潰れます~その99

 

 

 

皆さんの事務所の温度設定って誰が決めているでしょうか?

 

 

 

大体はその部署で一番偉い人ですね

 

その人が寒がりであれば、事務所は暑いし、今の時期、我慢強い人であれば、寒いですね

 

 

 

 

うちの会社には会社全体でコントロールする人がいないので、『室内温度○○度にしましょう』というのはありません

 

あくまでも、事務所単位なのです

こんなところでも経費の無駄使いが発生しているのですが、もうひとつ、

 

 

 

 

更年期もまた関係しているのではないか、と考えます

 

この場合はの更年期のことなんですが、うちの会社の役員とかをみていると、50歳を過ぎたあたりから、ストレスからか不調を感じている人が多いのです

 

 

 

 

ちょっと昔は、経費関係なく社長室をガンガンに冷やしていたり、儲からない時でも平気で旅行に行っていた社長に対し、静かな反抗をするために、『夏は29度、冬は18度』といって出勤場所の事務所の温度設定を決めていました

 

外気の影響を受けるので、うちの事務所は結構つらいのですが、なんとか我慢していました

 

 

 

ところが、最近は色々あり、役員も壊れてしまって、経費なんか気にせず仕事しろ、と言わんばかりに、エアコン、ファンヒーターをフルに使います

 

 

 

 

室温をみると、28度…

 

寒いのはわかるけど、上げすぎじゃない?

 

 

 

 

 

夏場もそうだったけど、体温調整ができてない気がするのです

 

 

まわりの人たちをみると、明らかに暑がっているのですが、役員だけ寒そうにしているのです

 

 

 

 

 

役員が外出すると、温度決定権は僕にあるので、即効ファンヒーターを切ります

 

現在冬場は23度から24度を維持して快適に仕事をしてます

 

 

 

では

会議より大切なもの

こんな会社は潰れます~その98

 

 

 

さて、前回、部門の会議を堂々とサボって、出張にでかけたある役員ですが、帰ってきて、別の会議に出席したときの話です

 

 

 

 

フードショーで主に食材の新規調達、また、厨房機器の紹介など、意味のあるものに思えますが、問題なのは、

 

 

都会に行って終始上機嫌だったということです

 

 

これを批判するわけではありませんが、入社間もない社員のように進んでいる都会の状況をうれしそうに報告する姿をみると、

 

情けないというか痛々しく感じます

 

 

 

 

あと、そういうイベントには講習会的なイベントもありますが、そこでは、

最近の就労問題などがテーマになっていたようです

 

 

 

役員は、『手帳が会社をまとめる重要な役割を果たしているようですよ』とか、『残業を減らす会社が増えてきています』などというが、

 

昨今問題になっている会社とは比較にならないくらいブラックな会社がうちだ、と分かって発言しているのか、疑いたくなります

 

 

残業云々どころか、今月も給料が遅れるのですから、手帳ごときでモチベーションもくそもないのです

 

 

 

 

 

 

極めつけは、『パワハラを防止する取り組みも推進されていたので、うちでも導入の必要がありますね』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…いちばんパワハラを推進しているこの役員がパワハラ防止を推進しようなど、ちゃんちゃらおかしいわ!!!!!

 

 

 

 

 

不幸はこれだけでなく、超一般論のまともな会社の話を社員達に偉そうに話すのが分かり切っているので、かわいそうでなりません

 

とにかく給料まともにだせよ

 

 

 

では