こんな会社は潰れます~その33
役員が思いつきで行動すると、幹部連中もたまったものではない
すると、幹部連中は情熱を失って、何も文句を言わなくなるのです
それも、社長が社長として機能していないからです
それでも、役員のほうがマシだという雰囲気があるのです
幹部連中は売上が下がる中、役員から人件費や経費をカットすることで、利益は確保しろ、という無理難題に果敢に挑みますが、限界があります
それなのに、
アルバイトの時給は上げる、新入社員は雇う、という会社の方針があり、
わかっているけど、従えないとなります
だって、昇給もないし、ボーナスも出ないのですから…
ただ、一部の人間は役員の好き嫌いで昇給していますが(笑)
すると、どうなるか?
新入社員を大切に扱わなくなります
会社の活性化のためには、人を雇い続ける、これは会社存続のための使命ですが、
会社存続の不安感が、長年続く中、こんなのはきれいごとにすぎません
仕方ないことですが、
アルバイト以上の使い道があれば、労働力として教育するだけで、社員として教育はしなくなります
夢を持って入社した新入社員に対して、会社をディスることも当たり前です
本来の幹部社員の役割は、新入社員に、会社のダークな部分は見せず、すくすく育てることが重要なんですけど、
『ボーナス出ないからさっさと辞めろ』
とある種のやさしさなのか、辞めるよう仕向けます
幹部連中にとっては、
人件費も下がるし、前途有望な若者の芽を摘まなくてもよい、という一挙両得に感じているかもしれません(笑)
こうして、社長や役員の思いとは裏腹に、
従業員が従業員を大切にしない風土が完成していくのです
では