こんな会社は潰れます~その127
前回の反省を生かすべく、惣菜だけでは無理と考え、和食とラーメンを出す店で、心機一転、出店した元社員ですが、
思ったようにお客さんが入らないので、急速に迷走していきます
一度、店に行ったことがあると、前述しましたが、オープンして1カ月してからでしょうか、メニューを見ると、
ランチ500円(税込)…
オープン当初はもう少し高い値段設定だったと思うんですが、お客さんに500円だったらくるよ、みたいに言われたようで、
こだわりの味を500円で提供するのか…
ひとつの販売促進と考えてなら理解できますが、メニュー表を見る限り、メインとなっていました
問題はそれだけでなく、味なんですね…
実際にランチを食します
…ん?
…
しょっぱいぞ??
元社員によると、この店に来るお客さんはいわゆる労働者風の人が多いようで、
実際、作業着を着たお客さんで店内は埋まっています
オープン当初は薄味だったらしいのですが、お客さんから、
『兄ちゃん、味が薄すぎるよ、もっと濃くしないとお客さん来ないよ』
と、言われるがままにどんどん味を濃くしたそうなのです
確かに、汗水たらして仕事をする人たちにとっては、塩分が必要なので、塩辛いものが必要だとはわかるのですが、
どう考えても味見してない、ただ、塩辛いだけの料理になっていました
人の言うことに耳を傾けなかった店主が、大切な味を簡単に変えてしまうことになり、
自信がなくなるとこうなってしまうのか、
っていうカンジです
では