同族なら身内同士は仲良くしないと大変なことになりますよ①

こんな会社は潰れます~その133

 

 

 

 

 

最近思いだしたのですが、うちの会社がおかしくなった理由のひとつとして、

 

社長と副社長との関係を一部役員にうまく利用された

 

ことがあります

 

 

 

 

 

 

これまで、あまり深く述べなかったのですが、うちの会社は、長男の社長と次男の副社長で会社が大きくなりました

 

人事など内部のことは社長、営業や資金調達などは副社長がそれぞれ行っていました

 

 

同族会社なので、当然仲が良いし、最終的な考え方は一緒なんですが、

 

それぞれが、目的を達成するための過程が違うため、よく衝突が起こっていました

 

仲が良いのですが、悪いと思っている社員も多いと思います

 

 

 

 

 

 

これはどこの会社でもあると思うので、仕方ないというか、最終的にはうまくいっていた記憶があります

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前述したとおり、うちの会社はワンマンでかつ、それぞれの役員が社長みたく振舞うので、

社長が5人くらいいるような会社です

 

 

 

しかし、当然ながら、社長と副社長の会社なので、他の役員というのは、あまりおもしろくなかったんだろうと思います

 

 

 

 

実際の現場担当の役員は、人事や事業に関する意見など、色々訴えるのですが、社長と副社長の鶴の一声で話が覆るということが日常でした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これで、何が起こるかというと…

 

 

 

社長と副社長以外の役員が、自分たちに都合の良いよう権力が集中するように画策するようになります

 

 

 

詳細は次回に

 

 

 

では

戦術・戦略・政策とは

こんな会社は潰れます~その132

 

 

 

 

 

 

ボーナスがあるときの話で、今でもあるとは思いますが、事業主向けにボーナス支給のための融資もあって、うちもそれを利用していました

結局、それも調達できず、現在までボーナスが出なくなっているわけですが…

 

 

 

そもそも、見栄を張って出し続けていたことが、今の経営難に繋がっています

 

 

 

事業全体の赤字だけでなく、返せるアテもない短期借り入れまでしているからです

 

 

 

 

 

 

 

本来ならここで、利益が出るための会社の取り組みを経営陣がしっかり考えないといけないところですが、

 

 

きちんと考えられるアタマを持った人がいなかったのです

 

 

 

 

 

 

 

僕らのように新卒の社員が入る前は、中途採用でまかなっていた訳で、特に、店長経験者が必要だったので、店舗経験があることが優遇されました

 

 

 

 

会社の考え方には、戦術・戦略・政策ということがあって、

 

 

現場を仕切る能力を戦術、

現場をどう生かすかを考えるのが戦略、

資金調達や新たな事業を考えることを政策

 

と言っていました

 

 

 

 

 

うちの会社は戦術と政策のみで戦略を担当する人間がいなかったことに気付いていなかったということです

 

 

 

 

 

 

それを創っていくのが、意欲のある若者で、能力のある人間を適所適材で配置していけば、どこかで黒字になっていたかもしれませんが、

 

 

 

戦略気取りの役員がそれを阻害していたということでしょう

 

 

 

残念な限りです

 

 

では

そもそも何故儲からないのか

こんな会社は潰れます~その131

 

 

 

 

ボーナスがいつから出てないんだろう?

 

もういつからかわからなくなりました…

11年くらいでていないような気がします…

 

 

 

 

 

 

 

こんな潰れそうな会社に長くいると、入社時は、『社会人はすごい人ばかりなんだ』と考えていた自分が未熟だったと思うばかりです

 

 

 

 

 

 

 

 

経営者が黒字を出せない会社なんて存在価値なんてない、

まして、役員が偉そうにしているほどの会社じゃない、

そもそも、なんで社員が従っているのか?

 

 

 

不思議でしょうがないです…

だから、僕は干されているですけど…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

利益が出ない、というのは色々と理由があると思います

 

うちの会社の場合は、事業が好調なとき、艦隊経営ということで、様々な業種に進出しました

 

 

 

 

事業が好調なときなどは、色々な取引先がビジネスチャンスを得ようと近づいてくるので、良くも悪くも情報が入ってきます

 

うちのような隙間産業で生きている業者にとって、正攻法ではなかなか事業を拡大できないので、赤字のホテルなどリスクはあるが、手を出さざるを得ないものもありました

 

 

 

 

 

好調な事業の利益以上に赤字の事業に資金を投入していたので、実際の会社の損益としては赤字でした

 

 

 

 

 

今考えると、黒字だったのは入社して最初の3年くらいだったのはないでしょうか

 

 

 

では

 

 

成功したのは誰のおかげ⑳

こんな会社は潰れます~その130

 

 

 

結果として、我々の意見を受け入れず、一部のお客さんの意見のみを中途半端に受け入れ、職人の誇りであるこだわりも忘れてしまったお店は、

 

 

 

 

 

 

 

閉店するしかありません

 

こっそりと、今月の2月末で閉店してしまいました…

 

 

 

 

 

 

 

タラレバという話をしてしまえば、そのままのラーメン店をしていれば…と思います

本人も努力していたとは思いますが、

 

 

移転しても失敗しているということを考えると、立地やそれまでのラーメン店の努力があったこそ繁盛したのでしょう

 

 

 

その謙虚な気持ちがあればよかったのですが、借金をしても気づかないようでした

 

 

 

その後の話で実家に帰ると言っていたのですが、どうやら今は隣の県にいるらしく、

嘘ばっかりついていますね

 

 

 

 

ま、どうでもよい話ですが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕自身、商売する気もないのに、人の失敗ばかりを取り上げていますが、

 

 

一歩踏み出す勇気がある人と、ない人には大きな差があるので、オーナーにはリスペクトしているのです

 

 

 

 

 

ただ、同じ県内で独立や転職をしようという人がいるのなら、あからさまな嘘はいけないなと思います

 

 

 

 

 

 

 

成功すればいいのですが、失敗すれば、その県にいられなくなりますから(笑)

 

そんな人を少なからず見ています…

 

 

 

 

 

 

 

飲食店の出店などに興味がある人がいらっしゃるのなら、僕の見てきた失敗はしないようにというのが、この話のまとめです

 

 

 

 

では

 

 

 

成功したのは誰のおかげ⑲

こんな会社は潰れます~その129

 

 

 

さて、この元社員が、空いている部分を有効活用して少しでも売上増進に繋げたいと思った取り組みは、

 

 

 

 

 

 

カラオケルームあります、のうたい文句でした

 

 

 

 

店舗は実は2階建てで、外観は喫茶店風

 

飲食店をやるなら宴会需要が取り込める、2階に宴会場がもうけられるので、団体宴会もできることで、売上も安定する

 

 

 

 

 

 

 

利用がないんですね…ランチもまずいから

 

 

 

 

普通なら、ランチとディナーの両方の売上をいかに上げるかを考えるのですが、せっかくある2階がもったいない、カラオケも1台契約しているので、使わなくても利用料が月々かかる…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうだ、アイドルタイムにカラオケルームとして2階を売ろう!

 

 

 

…安易な考えですね…

 

現状を考えれば、カラオケという業界は非常に競争激化しています

 

かつては謳歌していたシダックスも縮小を余儀なくされ、まねきねこが勢いを増すなか、

 

 

 

 

 

 

雰囲気もくそもない、選曲も限られる1台しかないカラオケ屋に何の魅力があるのだろうか

 

 

わざわざチラシまで掲載して宣伝しますが、当然売れません

 

 

 

 

 

 

何度も言いますが外観は喫茶店、看板は見にくいし、何売ってるかわからない和食店、あ、ラーメンもやってる、カラオケもあるらしいぞ…

 

 

 

 

 

いったい…

 

 

何屋さんですか?なんでもあるのが売りなんでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

遊休資産の活用どころか、本業に影響を与えていると考えざるを得ません

 

 

 

 

前述したとおり、才能がなければ、遊休資産は眠らせておくほうが無難なのです

 

 

 

 

では

 

 

 

 

 

 

 

成功したのは誰のおかげ⑱

こんな会社は潰れます~その128

 

 

 

 

 

店舗イメージと料理内容が合わないだけでなく、

 

味もお客さんに言われるがままにコロコロと変え、

 

こだわりもなくなった、ただ塩辛く、安いだけの店になり下がってしまいました

 

 

 

ディナーメニューにはこだわりの品を何品か用意していましたが、昼のまずいイメージでは来店に繋がりません

 

一般のお客さんも去って行ってしまいます

 

 

 

 

 

 

 

 

ここで、本来ならば、営業時間や、メニュー内容、客単価の昼夜のバランスなどを再考し、

 

普通のお客さんが安心して、来店できる店を目指さないといけません

 

 

 

 

 

 

 

 

ところが、抜本的な取り組みをするどころか、

 

また会社員だったころの悪い癖が出ます

 

 

それは、

 

 

 

 

 

空いている空間を有効利用するということです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この考え方自体は悪い考えではなく、会社では複数店舗を構えているので、その中で、

遊休資産の活用ということを、グループの力を使って行うというものです

 

 

 

 

 

でもね、

 

 

 

 

 

 

 

そのまま寝かしといたほうが大体は良いのです

 

 

確かに家賃やリースとかはかかりませんが、その空間を動かせば、人件費もかかるし、

 

余分な水光熱費や経費もかかります

 

 

 

 

 

 

 

無駄とはわかりますが、その分、本業に力を入れて、売上増進に邁進したほうがよいのです

 

 

 

そもそも、サラリーマンがやっている仕事なんてそんなもんで、わざわざ、使っていない施設を動かして利益を上げようなんて思いません

 

 

 

 

 

ところが、うちの社長は、経営者意識を持て、とか言って、無理して稼働させようとし、結果、失敗に終わり、社員を疲弊するだけなのです

 

 

 

 

 

 

 

 

話はずれましたが、この元社員が何をしたかは、次回に

 

 

 

 

では

 

 

 

 

 

 

 

成功したのは誰のおかげ⑰

こんな会社は潰れます~その127

 

 

 

前回の反省を生かすべく、惣菜だけでは無理と考え、和食とラーメンを出す店で、心機一転、出店した元社員ですが、

 

 

 

 

 

 

思ったようにお客さんが入らないので、急速に迷走していきます

 

 

 

一度、店に行ったことがあると、前述しましたが、オープンして1カ月してからでしょうか、メニューを見ると、

 

 

 

 

 

ランチ500円(税込)…

 

オープン当初はもう少し高い値段設定だったと思うんですが、お客さんに500円だったらくるよ、みたいに言われたようで、

 

 

 

 

 

 

こだわりの味を500円で提供するのか…

 

 

ひとつの販売促進と考えてなら理解できますが、メニュー表を見る限り、メインとなっていました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

問題はそれだけでなく、味なんですね…

 

 

実際にランチを食します

 

 

 

 

 

 

…ん?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しょっぱいぞ??

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

元社員によると、この店に来るお客さんはいわゆる労働者風の人が多いようで、

 

実際、作業着を着たお客さんで店内は埋まっています

 

 

 

 

オープン当初は薄味だったらしいのですが、お客さんから、

 

『兄ちゃん、味が薄すぎるよ、もっと濃くしないとお客さん来ないよ』

 

と、言われるがままにどんどん味を濃くしたそうなのです

 

 

 

 

 

確かに、汗水たらして仕事をする人たちにとっては、塩分が必要なので、塩辛いものが必要だとはわかるのですが、

 

 

 

どう考えても味見してない、ただ、塩辛いだけの料理になっていました

 

 

 

 

 

 

人の言うことに耳を傾けなかった店主が、大切な味を簡単に変えてしまうことになり、

 

 

自信がなくなるとこうなってしまうのか

っていうカンジです

 

 

 

 

では