適正価格とは何か④

こんな会社は潰れます~その76

 

 

 

 

では何故、『0円でできるブライダル』というものが成立するのか?

 

 

前述したとおり、広告費があまりかからないから、その分安くできる、というのもありますが…

 

 

 

このブライダル会社自体がプロデュース専門で、自己物件を持たないということでリスクを軽減しています

 

 

 

どういうことか、というと、

『0円でできるブライダル』という看板で婚礼見込み客を釣って、婚礼会場を持つ会社に紹介するのです

 

 

 

何故リスクを軽減できるかというと、

紹介業に徹し、式場も運営スタッフも持たず、手数料売上で生計を立て、

既存の施設は空いている会場を有効利用するので、ゼロよりは売上を発生させることで、施設の維持費を捻出するというものです

 

 

 

ここがポイントなんですが、

通常に既存の施設を利用するよりも、ブライダル紹介業を通す方が、価格が安いのです

 

 

 

 

これはあくまでも、婚礼紹介業が始まった時のことですが、当初は、

既存の施設が予約が入らないであろう日に限定し、それを穴埋めすることで、紹介業も既存施設も潤うというものです

 

 

 

例えば、和食のお店のように『お通し』に相当する、席料とかサービス料(別途徴収するところもあります)のようなものがブライダルにはあります

 

 

チャペル使用料とか挙式料とかというものです

 

 

 

元々はこういうもので売上を増やすことで、婚礼のサービス向上や婚礼会場の維持費やリニューアル費用に充てるものでした

 

 

 

しかし、売上がゼロから少しでも発生すれば御の字と考える施設側の目論見により、料理代を取ることを目的とした格安プランが誕生しました

 

 

 

 

では