こんな会社は潰れます~その154
不思議なもので宿泊に特化するホテルが増えると、ビジネスホテル=ビジネスマンが利用するだけでなく、女性客や学生なども利用も増えてきました
ここに関しては、ホテルの敷居が低くなったことを実感できます
こうして宿泊というものが、特別なものでなくなった時代背景から、
元々あったいわゆるシティーホテルや民宿、旅館なども宿泊に力を入れるようになります
簡単にいえば宴会場を閉鎖したり、客室に改造したのです
ホテル業界にとっては前述したとおり、様々な宴会需要というものが減少しています
ここで難しくなってくるのは、宴会場などの広大なスペースを有効活用し、維持していく費用もネックになることは確かにあるのですが、それより、
月々の人件費を維持し続けることのほうがネックになってきているのです
規模にもよりますが、ホテルには和食・洋食、そして給仕するための運営スタッフによって宴会部門を支えています
規模によりますが、少なくとも5人から30名くらいのスタッフが必要となります
うちのしょぼいレベルのホテルでも15名ほど在籍しています
すると単純に1人30万円×15名=450万円/月額
料飲部門だけで採算を取ろうと思うと月額1300万円の売上が必要となります
この場合の人件費率は約35%です
ここで月額1300万円売ろうと思うとどれだけ大変か?
次回に述べます
では