こんな会社は潰れます~その78
売上=客数×客単価
こんなのは誰でも知っていることなんですが、うちの会社では、間違った考え方をしています
『客数が落ちていますが、客単価3000円が適正だと思うので維持していきたいと思います』
何か違う気がする…
これが幹部の集まる会議で出ている話題だと思うと情けない
そもそも、
3000円というのは、現時点での結果論であり、これが適正だというのはあまりにも乱暴な解釈です
仮にこれが、レストランの客単価だとするとどうでしょう?
ランチならいくらで、ディナーならいくらとかを出した上で、全体の平均客単価を出すのが普通ではないでしょうか?
客単価が高すぎるか、適正かというのは、客観的にみて値ごろ感があるかどうかで、ここから商品の構成をも考えなくてはいけません
これは、客単価が高すぎるのではないか、という話ですが、
逆の場合もあります
社長が会議の度に、
『何でこの店は客単価が低いのか?』と問うても、
馬鹿な役員は、
『今の時代は客単価が低くて当然ですよ』とか、
『店舗がボロボロでお金をかけないから、売上が落ちるんですよ』とか、
論点がすり替わっているのに、平然と話すのです
社長は社長で、
店舗を改装できないという負い目があるため、トーンダウンしてしまいます
いやいや、おかしいだろ!!!!!
客単価を低く設定するなら、客数が増えるような取り組みをしなければいけないし、逆に値上げをしても、お客様に割高なイメージを持たせず、客数を減らさないことが大事です
消費税が上がったときに、内税にするか外税にするかとか、もっと考えたらよかったのに、ある店舗は据え置き、ある店舗は一律値上げ…
バランスが悪いわ!
1円にこだわらない、いいかげんな会社だから、簡単なことが考えられないのです
でもうちの会社は実在するのです
不思議ですねー
では