価格を下げれば客数が増えるのか?

こんな会社は潰れます~その79

 

 

 

うちの会社の客単価の分析が甘いことは前述しましたが、

客単価の話となると、2000年ごろのデフレ戦争を思い出します

 

 

 

きっかけは、マクドナルドで、時期は前後しますが、ハンバーガー1個の最安値が65円くらいだったと思います(59円までいったらしいが)

 

 

後日話そうと思っていますが、

原価を高くして、割安に商品を提供することで、広告費代わりにして客を集める方法があります

 

 

 

 

 

マクドナルドのハンバーガー1個59円は当時、原価だったと言われています

 

単純に考えて、主力商品であるハンバーガーを原価で販売して経営は大丈夫だろうか?と思います

 

カラクリはこうです

原価率の低い、ポテトやドリンクを一緒に販売することで、ハンバーガー自体は赤字でも客数が増えるから儲かるというのです

 

 

最初の1年くらいは大当たりし、創業者の藤田田はデフレの勝ち組と言われていましたが、その後1年ほどで赤字に転落し、まもなく引退しました

 

 

 

 

 

 

 

誤算だったのは、

ハンバーガー自体を単体で購入する客が多く、ハンバーガー自体の売上では、人件費や水光熱費などの経費をまかなえず、店舗が疲弊したこと、

 

昔は高嶺の花だったアメリカンなハンバーガーも価格破壊により価値を下げてしまったため、マクドナルドに行く行為自体が恥ずかしいと思うような心理になった

 

 

 

 

このため、上記の行為がキャンペーンだったとして、価格を元に戻したとたん、客離れが加速しました

 

 

 

価格を下げても客数が伸び悩む、価格を元に戻しても客数が大幅に下がる、一旦価値を下げては元に戻りません

 

 

 

価格を下げるということの失敗を示す良い例です

 

 

 

 

では